回避性パーソナリティ障害

b1.png「なぁ、受付のアルバイトやってくれねぇか?」

f2.PNG「えっ?!わたしなんかじゃ無理です、できません」

b1.png「そんな難しく考えるなよ。順番が来たら患者を呼んで、終わったら会計するだけだろ」

f2.PNG「だって患者さんの名前を呼び間違えたり、おつりを渡し間違えたり…」

b1.png「前にそういう失敗をしたことがあるのか?」

f1.png「いえ、そうじゃないんですけど…」

b1.png「お前、そんなこと言ってたら何も仕事できねぇだろーが」


かうんさるーから一言
c3.png「回避と逃避の違いってわかる?」

回避は、何かにぶつかる前に迂回すること。逃避は、何かにぶつかってから逃げること。「現実逃避」ってよく聞くけど、「現実回避」とは言わないのは、現実はもうすでに誰の眼の前にもあるから、あらかじめ避けるっていうのはできないってことなんだね。現実は、嫌なことが起きてから逃げるしかなくて、嫌なことが起きる前に逃げるなんてことができない。つまり、人生ってのは嫌なことが全く起きないようにするなんて無理ってことなのさ。回避性パーソナリティ障害では、その無理なことを望んでしまっているのが問題で、いかに失敗しないか、人から非難されないようにするか、自分に責任が及ばないようにするか、ひたすら考え、不安に陥って動けなくなってしまう。そこでやっかいなのが、そういう思いが邪魔して治療や相談にも行かれないってことなんだ。医師に怒られやしないか、カウンセラーに笑われてしまうんじゃないか、そんな風に考えてなかなか行けない。でも、大丈夫。実は相談に来る人のほとんどがそんな思いを抱えて来ているから。そして、来てよかったと多くの人は言うし、不安があるにも関わらず相談できたってことが多少の自信にもつながるみたいだしね。
この記事へのコメント
こんばんは。

高校生の頃くらいから、回避性人格障害の傾向を自覚しています。自覚はしていますが、そのことを誰にも話せないでいます。
カウンセリングも怖くてなかなか受けられず、最近になって漸くスクールカウンセラーの方とお話することが出来るようになりましたが、どうしても外行面になってしまいます。

今後の事を考えると、自分自身を変えていく必要があるように思うのですが、どうしたら変われるでしょうか…?
Posted by フェン at 2013年02月18日 01:52
変化より先に、一人の人との関係を維持することのほうが優先です。
まずは、胸の内を自然に話せるようになるまでカウンセリングを続けることが目標です。
話せるようになってからも、ご自身を変えるためにカウンセリングを続けることが必要でしょう。
長い道のりでしょうけれど、だからこそ、今から、はじめてしまったほうがいいと思います。
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年02月22日 22:05
所長さん、先日はお返事をありがとうございました。

私は7年前にいろいろな方々から「認知の歪み」を指摘されて、
「認知の歪みを修正すべき」と勘違い(?)して、7年間ずっと「入り口」でウロウロしています。
(ですから、ハンドルネームを「ひよこ」と名乗りました)

友達には「「〜すべき」という言葉のウラには「絶対やりたくない」って本音がある。
アナタはそのことですら気づいてない。ちゃんと自分の深層に気づいて」と指摘されました。

「〜すべき」と思っている事は「変わる気がないという意志」なのに、
「〜すべき」と思っているから気になって、入り口をついついウロウロしている。

自分自身は「回避性の傾向」を自覚しています。
「イヤな事が全く起きないなんて無理」とう事を受け入れることが出来ず、
少しでも人間関係で自分が恥をかくような事になったら、ゲームのリセットボタンを押して全てチャラにするように、どんどん逃げていました。(←このことをやっていた事でさえ7年前は無自覚でした)
ある人たちとの関係を絶っても、運よく次々と別の場所でお友達が出来ていたので自覚がなかったのです。
リンゴ1箱買って、まるまるの状態のリンゴにたった一口かじって、次のリンゴに行って、、、箱の中の全部のリンゴをたった一口だけかじる。
そんな不自然なシアワセの中に自分を置いていました。

ただ私の場合は「他人様の目にどう映るか」でイヤなのではなく、
「自分自身が(完璧でないことが)イヤ」なのです。
この気持ちは「ハゲを気にするな」と他人様に言われても、自分自身がハゲをイヤなんだという気持ちに似ています。

私にとって、カウンセリングへ行くということは、「自分は全知全能のゼウスでもないし、慈愛のマリア様でもない」という・・・つまり妄想を捨てる(?)事でもあります。

ここで、こうして文章にしてみて、はやり自分のやっていた事も、認知も、不自然なものであるなって、自覚してきました。

ありがとうございます。
所長さんのお体に無理のないタイミングでの次の更新を楽しみにしています。



Posted by ひよこ at 2013年12月05日 00:06
>私にとって、カウンセリングへ行くということは、「自分は全知全能のゼウスでもないし、慈愛のマリア様でもない」という・・・つまり妄想を捨てる(?)事でもあります。

これは、大切な大切な気づきだと思います。カウンセリングに行くことそのもので、自尊心が傷つくということですよね。

正確には、自尊心というより、自己愛が傷つくことを避けているという感じです。なので、回避性よりも自己愛性の方が強い方だと思います。

自己愛性には、尊大なタイプと敏感で傷つきやすいタイプの2つのタイプの方がいます。
ひよこさんは、その後者なのかもしれません。自己愛性、過敏型のタイプは、表面的には回避性によく似ています。自己愛性は、恥との関連も深い概念です。参考にしてみてください。
温かいお言葉に感謝します^^コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年12月13日 16:42
こんばんわ。
最近になって回避性パーソナリティ障害というのを知ったのですが、私そのものでした。
バイトの面接すら怖く、引きこもってしまい仕事ができません。
しかし、病院へ行かなければいけないほど酷いものなのか、気持ちの問題で自分一人でなんとかなるのではないか、カウンセリングを受けたいなんて、今の自分を正当化したいだけだと周りから思われやしないか、そう思って病院へは行けていません。
私はカウンセリングを受けてもいいんでしょうか、それとも甘えているだけなんでしょうか。
Posted by F at 2015年01月11日 23:19
怖くて面接に行けないならば甘えではないですよ。自分のことを甘えてるだけなんじゃないかと言う人に、本当に甘えた人はいません^^
もちろんカウンセリングを受けてもいいのですが、それどころかたぶん、カウンセリングを利用した方がいい状態だと思います。
ただ、カウンセリングに行くことも怖くて回避しがちなんですけど、そこは大丈夫でしょうか?
「来てみたら案外平気だった」というのが、回避性パーソナリティ障害の方達が実際に来て言うことなので、少し勇気を出して電話できるといいですね^^
それができるなら、面接にも行けますよ、と思う人も結構いるようですけど、やっぱり仕事を始めるのとカウンセリングを始めるのとでは、ハードルの高さが違うと思います。
Posted by モンキークリニック所長 at 2015年01月12日 17:20
カウンセリングを利用した方がいいと言われ、少し前向きに検討できそうです。
ただ特にというか個人的な問題なのですが、私の両親は私の心の問題を知りません。今仕事ができないのは、やる気の問題っといった風に捉えらえているようなんです。
仕事をしようとせず、部屋にこもっているので仕方がないですが…。
でもそれ以外にも、親には私の気持ちは受け入れてもらえないように思うんです。
しかし一人で通うことはメンタル的にも経済的にも難しいですし、親に話すべきでしょうか。
Posted by F at 2015年01月12日 23:04
シンプルに考えて、収入がないのであれば、親にお金を出してもらう以外ないと思いますので、話すしかないと思います。嫌でしょうけれど、頭で考えたことではなく、強がったりもせず、自分の心の内、つまり、辛くて苦しいのだということを正直に明かすしかありません。おそらく、バッサリと一蹴されたり、否定されたり、交換条件を突きつけられるかと思います。それでも、話すしかないのだと思います。それができれば、そもそも悩んでいない、と思うでしょうけれど、そこはどうにも手助けできないところなのです。

行政機関は相談が無料なので、まずそこで「親にどう伝えるか」を相談に乗ってもらうという手はあります。
Posted by モンキークリニック所長 at 2015年01月30日 10:53
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