スキゾイドパーソナリティ障害

n3.png「うーん、助けてあげたいけど、アタシなんかに助けられたら嫌かもしれないし、どうしよ」

c1.png「どうしたの?なんだかヤマアラシのジレンマみたいだね」

n1.png「ヤマアラシ?何それ?」

c1.png「相手を温めてあげたくても自分の針で傷つけてしまうから近づけないという例えだよ」

n1.png「ふーん…それってアタシのことより、かうんさるーのことじゃん」

c2.PNG「え?」

n1.png「案外自分のことはわかってないんだねー」


ぶるどくたーによるミニ講座
b1.png「なや美は結構するどいとこ突くよな」


ここでは、「スキゾイドパーソナリティ障害」と単に「スキゾイド」という場合を分けて伝えておくぞ。

まず、スキゾイドパーソナリティ障害は、いつも孤立していて、他人に興味を示さず、喜びを共有せず、情緒的に冷たそうに見えるような場合につけられる診断名なんだが、その根底には、自他の境界が混ざってしまいやすいという問題を抱えているんだな。他人と触れ合うと、自分の中からエネルギーが吸い取られてしまう感じや、自分の中にエネルギーが流れ込んでしまうような感じがして、疲れすぎてしまうから独りでいる方が楽と言えばわかるだろうか。一見、超然としているように見えて、実は、いろんなものを受け取りすぎてしまうからなるべく煩わしいものを避けようとしているんだな。相手に関わって、自分が相手を変えてしまうというのではないかという考えや、相手に自分が変えられてしまうのではないか、つまり自分が自分でなくなってしまうのではないかという恐怖も抱えているぞ。

一方、スキゾイドとだけ言う時は、パーソナリティ障害とは限らず、上記のある種の傾向を確かに持っているものの、表面的な適応は割とよい場合とだけ言っておくかな。古くから伝えられている概念でワシには伝えきれん。ところで、カウンセラーってのは結構スキゾイドっぽい特徴を持っていると思うんだがどうなんだろうな。というか持ってないと、「人助け」はできても「カウンセリング」はできないだろうよ。患者(クライエント)の身に起きた辛い話を、あたかも自分に起こったかのように想像し、体験する能力が求められる一方で、自らは発症させずに抱えておかなければならない。自他の境界を越えつつ(自分に起きた出来事だか相手に起きた出来事だか一度訳がわからなくなり)、その後、ちゃんと自分に帰ってこなくちゃならないという感じだろうか。そして、相手の内面に関わっていくという恐怖から目をそむけず、相手を変えてしまったという万能感に飲み込まれず、ほどほどに仕事として割り切ってカウンセリングを生業としていく。この辺は、カウンセラー自身に聞いてみないとワシにはこれ以上わからんが、なんか病むか病まないかというギリギリのところに自分の身をおいているような気がするんだよな。カウンセラーってのはワシらの想像以上に葛藤に満ちていて、普通は迷わず答えを出すようなことを、何度も何度も問い返したりして、簡単に決めずに自分の中で抱えておいたりするようなところがある。空想も豊かだ。豊か過ぎて時々奇妙にさえ映る。でもなぁ、それはよっぽど自分自身に真摯に向き合っていないとできることじゃないし、我慢強くもないとできない。まぁ、そんな奴らだからこそ信用できるんだよな。
この記事へのコメント
はじめまして。
内容は面白いんですが、字が灰色で読みにくいです。
白地に灰色の字で細々と書かれても
途中でどこまで読んだかわからなくなってしまうので
結局全文読めない感じです。

メニューも薄い緑色なので読みにくい。
字もちっちゃいし、もうちょっと全体のデザイン
どうにかならないでしょうか?
Posted by トモス at 2014年07月14日 22:44
はじめまして。
文字を灰色から黒に、リンクを薄い緑から普通の緑に変えました。字のサイズは確かに小さいのですが、変えてしまうといろいろと崩れてしまうので、全体のデザインも今のところこのままでご了承ください。ご指摘ありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年07月15日 09:59
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