パーソナリティ障害

t2.PNG「あなた、パーソナリティ障害の3つの特徴を言える?」

c1.png「3つ?自己へのこだわり、傷つきやすさ、対等で信頼し合った人間関係を築けない?」

t1.png「あら、わたしは、柔軟性のなさ、回避、対人関係の障害だと思うわ」

c1.png「対人関係の障害以外は、同じようでちょっとニュアンスが違いますね」

t1.png「まぁ、自己へのこだわりがあるから柔軟性がないし、傷つきやすいから回避するのよね」

c1.png「内面に焦点を当てた表現か、行動面に焦点を当てた表現かの違いでしょうか」

t1.png「そうね。だったらこの勝負は引き分けとしておきましょう」


かうんさるーから一言
c3.png「勝ち負けにこだわるって特徴はパーソナリティ障害にあったっけかなぁ・・・」

パーソナリティ障害の特徴をいろんな人が挙げているけど、なぜみんな『3つの特徴』を挙げたがるんだろうね。そりゃあ、「パーソナリティ障害の特徴は100個あります」なんて言われたら、それは特徴とは言えなくなっちゃうからなるべく数少なくしなくちゃ意味がないのもわかる。でも、研究者ないし専門家によってあんまり特徴がバラバラだとそれはそれで混乱させられちゃうよね。「3つ」ってとこだけ一致してても全然意味ないよ。でもきっと、それぞれ譲れない何かがあるんだろうな。「あいつの表現は適切じゃない」みたいな専門家同士の水面下の戦いを感じてしまうよ。多分それは、自分の依って立つ理論的背景や研究領域にも関わってくるところだろうから、表現にはこだわっているんだろうけれど。・・・自分(の表現)に強いこだわりを持っていて、頑なで、(専門家同士の)対人関係に障害があったら、彼らももしかしたらパーソナリティ障害の基準に当てはまっちゃったりして。

【DSM-W-TR】(アメリカ発の新しい世界基準。A〜Fの全てを満たすこと)
A. その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的様式。この様式は以下の領域の2つ(またはそれ以上)の領域に現れる。
(1)認知(すなわち、自己、他者、および出来事を知覚し解釈する仕方)
(2)感情性(すなわち、情動反応の範囲、強さ、不安定性、および適切さ)
(3)対人関係機能
(4)衝動の制御
B. その持続的様式は柔軟性がなく、個人的および社会的状況の幅広い範囲に広がっている。
C. その持続的様式が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
D. その様式は安定し、長期間続いており、その始まりは少なくとも青年期または成人期早期にまでさかのぼることができる。
E. その持続的様式は、他の精神疾患の表れ、またはその結果ではうまく説明されない。
F. その持続的様式は、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷)の直接的な生理学的作用によるものではない。

【ICD-10】(ちょっと古さの残るもう一つの世界基準。基本的にDSMと重なるので省略)
〜略〜このグループの状態は、いずれも、その行動上の優勢な症状にしたがって分類することができる。しかしながら、この領域の分類は現在のところ、相互に排除し合うのではなく、その特徴のいくつかの点では重なり合う一連の型および亜型の記述にとどまっている。〜略〜

【岡田尊司】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
@自分に強いこだわりを持っている
Aとても傷つきやすい
B対等で信頼し合った人間関係を築くことの障害

【市橋秀夫】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
@考え方にひどく偏りがある
Aパターンが頑なである
B特定の原因がない

【平井孝男】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
@小児的思考
A行動化
B自我同一性の障害

【ヤング】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
@柔軟性の無さ
A回避(自分の考え方のクセ{=スキーマ}に向き合おうとしない)
B対人関係の障害

ヤングさんは認知療法の中でスキーマ療法というのを専門にしている方だから「(スキーマの)回避」という項目をパーソナリティ障害の特徴に入れているという事情がありそうだな。あとは狩野力八郎さん、成田善弘さんという方もパーソナリティ障害に詳しく、牛島定信さんという方はパーソナリティ障害の治療ガイドラインなんかを作成しているよ。まだまだパーソナリティ障害は、いろんな角度から検討されるべき概念だから勉強する時には偏らず幅広く柔軟に受け止めておこうね。
この記事へのコメント
自我を確立するにはどうすればいいでしょうか。
とても生きづらいのですが。
赤ん坊のころの全の存在から、一の存在になるにはどうすればいいでしょうか。
Posted by at 2012年04月03日 23:20
赤ん坊がすぐに大人にならないように、すぐに一人で自我を確立することはできません。
必要なことは、自他の区別がしっかりついている人と長く関わり続けることです。
できれば臨床心理士のカウンセリングを受けるとよいと思います。
それも、数回というレベルではなく、やめたくなってもやめずに、年単位で取り組んでいくようなものがよいでしょう。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年04月12日 23:53
結婚20年。今までの主人の言動が理解しがたく・・・。なぜ頻繁に感情が豹変するのか。なぜ人の(子供ですら)心配ができないのか。なぜ一年中体が不調なのか。
ここの説明を読んで納得しつつあります。

ありがとうございました。
Posted by at 2012年04月13日 18:20
20年間、理不尽なことも呑み込みながら頑張られたということですよね。。。
それって当たり前のことじゃなくて、すごいことだと思います。お疲れ様です。
多少なりともこのサイトがお役に立てたならば嬉しく思います。コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年04月16日 23:43
一番はじめにコメントしたものです。
まさか返事を返してくださるとは・・・
いきなり変な質問をしてしまった、と後になって思ったのですが・・・、アドバイスをいただき感激です。
遅くなりましたが、ありがとうございました。
Posted by at 2012年05月03日 09:39
変な質問ではないですよ。
自我の確立というのは大切なことだと思います。
ほんとは難しすぎて一言では言えないのですが、返答をしてみました。
コメントありがとうございました^^
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年05月04日 21:36
こんにちは、初めまして。
私は15歳の女子です。
幼稚園くらいの頃からほとんどの間を「自分の世界」と現実の狭間にふよふよしているような状態で生き続けてきました。自分自身はそれが当たり前で、でも小さいときから自分が明らかに他の子と違うことをなんとなく分かっていました。
それから私は一生懸命他の人の真似をするようになりました。些細な会話にも興味があるようなふりをし続けてきました。ずっとそんな生き方をし続けて来たせいで、本当の自分自身が分からなくなってしまっていました。「普通の人たち」みたいに頑張って人に興味のあるふりをしてきたけど、最近そんな自分に気がついてしまいました。
私は「自分の世界」に入っているときが一番楽しくて、でも気がついたら自分は現実にいる感覚が全く無いのです。そんな自分の生き方を変えたくて現在、留学しているのですが、どうしても他人に興味が持てず、笑顔を作りつつも内心本当に辛いです。「自分の世界」以外に関することは本当に興味が無いし、めんどくさい....なんていう思いからまた自分の世界に入ってしまいます。
海外では「自己主張が大切」と言われますが、私には主張する「自己」がないのです。日本でも海外でも作った「自己」しか主張できないです。いつも第3者視点でしか物事を考えられず、「自分」という存在を自分自身がしっかり認知できないです。
「長年自分独自のの空想世界を持っている」「人や物事に全く興味を示さない」という特徴から私は自分は「パーソナリティ障害」の一種ではないか、と疑っています。カウンセリングへ行くべきだと思うのですが、日本の母親にそんなことを言って心配させたくないし、自分のことを誰かに話したくてたまらなく思い、コメントさせていただきました。
この留学中、私はどのような生き方をするべきなのか、どのように人と触れ合って行くべきなのか。親に高額な金額を払ってもらってまでした留学なので後悔したくないです。もし先生がカウンセリングをされるとしたら、私に自分を変える余地があると思われますか?長々と本当に失礼いたしました。
Posted by MS at 2012年05月25日 14:35
コメントありがとうございます。
とてもしっかりとした文章を書かれる人だなという印象を持ちました。
そういう意味では、一見、自分が無いとは思われない人だろうなと思いました。
思われないから、誰にもその辛さをわかってもらえていないだろうなとも思いました。
多分、自他を区別する「輪郭線」はハッキリしているのでしょうね。自分という「枠」と言ってもいいかもしれません。
ただ、その輪郭線や枠の中身が無い気がしているんですね。「むなしい」という感じでしょうか。
MSさんが変わる余地はあると思います。ただし、どんなカウンセラー相手でもいいというわけではないかもしれません。
水素は酸素と出会わなければ水素のままかもしれませんが、酸素と出会うと水になります。
MSさんが水素なら、酸素のようなカウンセラーに出会えてはじめて変化が生まれるんでしょうね。だけどそういうカウンセラーはそんなに多くはいないだろうなぁ。。。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年05月25日 18:11
いきなりですが、私は、人に、愛されたくてしょうがないんんです。褒められたくて、抱きしめられたくて、それで、ついつい好きな人とずっと一緒にいたくなって、ストーカーのようなことをして、相手の人に嫌われてしまいました。
でも、私は自分が悪いって思おうとすると、
あっちも悪い、いいや、私が・・・ってずっと繰り返して止まらなくなってしまったり。
あとは、急に怒ったりして、小さい頃からずっと乱暴な性格が治らなくて・・・。
突然破壊衝動が起きて、抑えられなくなって・・・。
周りの人からもおかしいって言われて、親からもお前はおかしいって言われて、私ってどうしてこんなにダメなんだろうって思って、何度か左手をカッターで傷つけてしまって・・・。
最近では、私の部活仲間が私を抜きにしてよく遊んでいて、さらに、私の同級生も私とはなさなくなって、ウザがられて・・・。一緒にいたいだけなのに。どうしようもない気持ちになって、さみしくて、痛くて、苦しくて・・・。そんな気持ちを持ったままずっと生きてきました。
私って、やっぱりおかしいのかと思って、いろいろ検索して、ここにたどり着いて、いろんなページを読んで、思いました。
先生、私ってどこかおかしいんですか?
私ってやっぱりダメなんですか?
Posted by diva at 2012年05月26日 15:10
こんばんは。
お返事ありがとうございます。
先生の仰るとおりです。「中身が空っぽ」という言葉がぴったりかもしれません... 「現実」に生きる生き生きとした人たちを見るととても憧れます。
「自分自身」が心から何かを思うという体験をしたことがないかもしれません。
これからは義務教育も終わって高校、大学と「自分自身」に選択を強いられる時期がやってきますし、それも自分が心配していることの一つでもありますね。 「興味が無い」なんて一言で人生を棒に振ってしまうのは嫌だと思います。
自分の分かってもらえない「辛さ」を少し分かってもらえてとても嬉しかったです。
今の気持ちを忘れないようにしようと思います。
いつか自分を変えてくれる「酸素」のような人や出来事に出会えたらなと思います。
ありがとうございました。
Posted by MS at 2012年05月27日 21:10
>divaさん
コメントありがとうございます。
「質と量の違い」ということを考えてみましょう。
divaさんの行動は、量的には異常だけど、質的には異常ではないということだと思います。誰にでも、divaさんと同じように、愛されたい、褒められたい、抱きしめられたいという欲求があります。つまり、質的にはdivaさんは一般の人となんら変わりありません。そういう意味では「おかしい」でも「ダメ」でもありません。
しかし、繰り返したり、しつこくしたり、という点では、量的に一般の人より明らかに多いのでしょう。そういうところは、減らしたり、抑えられるようになったほうがよいとは思います。
一般の方は、そういう風に質と量を区別して考えてくれませんので、なかなかdivaさんのことが理解できないと思います。パーソナリティ障害に当てはまるかもしれませんので、できれば、カウンセラーと一緒に考えていかれるほうがよいでしょう。

>MSさん
今は興味を持てるものが何も無いと感じているMSさんの心が、今後、何に興味を示すのか。興味が持てたその瞬間、一体心はどのように動くのか…。そう考えると、すでにMSさん自身が興味深い存在です。ある意味、人生という実験の中で、自分という存在を実験動物だと考えてみるくらい、客観的に観察していけたらいいのかもしれませんね。
コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年05月31日 23:35
お返事ありがとうございます。
お返事を見て、私も、カウンセリング受けようかな、と思いました。

本当にありがとうございました。
Posted by diva at 2012年06月03日 09:44
怪しいカウンセリングにひっかからないように、下記を参考にしてくださいね。
http://monkeyclinic.seesaa.net/article/162293830.html
コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年06月06日 00:48
こんばんは。
付き合っていた彼が軽度の境界性パーソナリティー障害ではないかと仮定して、色々調べてここにたどり着きました。

彼は以前、うつで2度入院、引きこもり時期も含めて3度ほどうつ状態を患いました。

岡田先生の本も3冊ほど読みました。
彼は幼少期からずっと父親から罵声を浴びせかけられたり、父親の浮気の現場に連れて行かれたり、それを知って泣く母親を見てきています。

うつを患った時期と、彼が愛情に飢えて見放された時期とが見事に重なります。

私からするとどうしてそんなことで怒るのだろうという内容で突然声色が変わったりしていましたが、結果的には私がやったことで彼を怒らせてしまい、2時間ほど電話でダメ出しされました。数日後、また電話で話したのですが、話が終わったところで「今日の感想を聞かせてやろうか」と言ったかと思うと、また1時間ダメ出しでした。

心がズタズタにされるようなことばかりを延々言われ続け、これでは自分がおかしくなると思い、しばらく連絡をとっていなかったら「自然消滅を狙っているのか」と電話とメールが何度も入り、それに対して「はい」か「いいえ」で答えろといわれました。大事なことなので事情を説明したメールを送ると、「最後まで俺の言うことを聞かなかった」とまた激怒されましたが、それ以来連絡はありません。

しかし、ツイッターで私のツイートをチェックして、自分のツイートで全部ダメ出しをしたり、最後の連絡から1ヶ月ほど経過しましたが、まだ嫌味なツイートはしているようです。

とにかく彼が豹変してしまったことがショックで、まだ気持ちの整理がついていませんが、私の仮定がある程度はあっていたのかなと思いました。

取り止めがないのですが、もう少し早くわかっていたら違う結果になったかもしれないという後悔もあります。
ただ、素人ができることは限られていますので、そういうことも思わないほうがいいのでしょうね。

うつは薬を飲まないでも眠れるようになっていますし、社会復帰も問題なくできています。
今回のことで、再発することもなさそうなのが救いですが、こんな最悪な結果になってしまったことだけが悲しいです。

一方的な書き込みですみません。
色々とお勉強をさせていただきますね。
Posted by transfer at 2012年06月12日 21:52
書き込みありがとうございます。
大変な思いをされましたね。自尊心がボロボロになってしまったのではないでしょうか。あまりご自身を責めないでくださいね。
彼についてですが、境界性かどうかはさておき、パーソナリティ障害という範囲には入るのではないかと思います。彼の怒り方は、少し難しい概念なのですが、「自己愛憤怒」という状態に当てはまるかもしれません。下記が参考になります。
http://morahara.nukenin.jp/99ijimekagaisya/jikoaihunnu.htm

「うつ病」の方もキレやすくなるという症状が出る場合がありますので、断定はできませんが、「虐待」を背景とした「パーソナリティ障害」の中の「うつという症状」が、病院では大雑把に「うつ病」と診断されてしまっているのだとすれば、彼はこれまで適切な治療をしてもらえなかったのでしょう。そう考えれば、ひどいことをされたにも関わらず、transferさんが彼のことを気にかけているのも少しわかる気がします。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年06月14日 01:44
お返事ありがとうございました。
「自己愛憤怒」確かにそうかもしれません。

彼の父親は、例えば家族で遊びに行くことになっていたような日でも、何か気に入らないことがあったりすると「今日はもう出かけない。やめだ、やめ。」といってお出かけを父親の機嫌でキャンセルされるようなことも多々あったようです。

そうやって忌み嫌っている父親と同じように怒りをコントロールできない自分の存在を認識はしています。

ダメ出しをされた後に送ったメールに「私がそういうこと(ダメ出し)を言われるのは当然だと思っているかもしれないけど、少しでも怒りのコントロールのことを考えるのなら一緒に解決していこう」と書きました。もちろん送った内容はコレだけではありませんでしたが。

それに対しては「こういうメールをもらったら相手が怒ることが想定できなかったのか」と、さらに怒りが倍増でした。

俺をここまで狂ったように怒らせているのはお前のせいだとも言われていますので、何度も言われるとそう思えるようになってしまうのも不思議ですね。自己愛の塊だとも言われましたね。

終わったことなのであれこれ書いても仕方がないのですが、共依存という言葉も脳裏をかすめたりします。

時間が経過することで少しずつ元気にはなってきていますが、あまりにもショッキングな出来事だったので、ふとした瞬間に思い出されてしまいます。





Posted by transfer at 2012年06月19日 21:04
「怒らせているのはお前のせい」という言い方は、自他の区別ができていない方の特徴です。
「自分が怒っている」ということがわかっていないのです。自己愛の塊なのは彼のほうですよね。
むしろ、終わったということで共依存にならずに済んでよかったと思います。
書き込みありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2012年06月26日 23:59
こんばんは。はじめまして。
最近、自分がパーソナリティ障害なのではないかと悩んでおり、色々検索してここにたどり着きました。
私は、現在看護系大学の4回生なのですが、卒業研究のゼミの先生から、「あなたは人の顔色ばかりうかがって話をするから、意見が手のひらを返したようにコロコロ変わる。どちらの意見が正しいの!?」「明らかに間違っていることは言わないけれど、正直にも言わないわよね」「あなたは、自分のどこが悪いのか、何度も同じことを言っているのに、なおそうとしない。頑固だ」「あなたの悪いところをきちんと自覚しなさい」と4ヶ月間言われ続けてきました。
先生から、どこが悪かったのか自分の行動を思い返して反省するように言われ、その時は自分を振り返ってきちんと反省するのですが、また違う状況の中で、同じようなことを繰り返してしまい、先生から日々怒られていました。
行動をしてしまったあとでは、前と同じようなことをしてしまったということは分かるのですが、いざ、行動をするときは、そこまで考えられないというか、前の経験をほとんど生かすことができないのです。
決して、怒られたいからこのような行動をしているわけではないんです。むしろ、ほめられたい、怒られないようにするにはどう言えばいいのかと毎回考えているくらいです。なのに、ほぼ毎回怒らせてしまい、ついに「あなたは私を怒らせる天才ね!!」と言わせてしまいました。

さすがに4カ月間ほぼ毎日先生から怒られ、自分の考え方や行動の癖を一から考え直さなければならないなと思った時、なぜだか怖くて今までの自分の人生を振り返ることができませんでした。自分の考え方や行動の癖を人生を振り返って考え直すことが、今までの自分を全否定するように感じてしまい、とても怖かったのです。
それでも、考え直さなければと思っていると、今度は、自分がどんな人間なのか、今まで自分がどのように考えて行動してきたのかがあやふやになってしまいました。
自分がよく分からないんです。
私って、やっぱりおかしいのでしょうか。
Posted by 冬眠 at 2012年12月27日 00:28
はじめまして。
だいぶゼミの先生から厳しく指摘されていますね。気持ち的に追いつめられていないか心配です。焦れば焦るほど、どうしたらいいかわからなくなってしまう状態なのではないでしょうか。
自分の人生を振り返ることが怖いと感じることはおかしいことではありません。怖くて当然です。そもそも、変化するということは、古い言動を否定して、新しい言動を獲得するということなので、むしろ冬眠さんが感じられていることは正常です。
カウンセリングを受けている方にも、「治療抵抗」と呼ばれる現象がおきます。「変わりたくない」という気持ちです。なので、大事なことは、まず「変わらなくていい部分」をしっかりと見つけることです。簡単に言ってしまえば、自分の長所をちゃんと意識することが優先ということです。そのあとに、変えていきたい部分だけ変えていけばいいのです。そういうことをカウンセリングではやっています。

最後に一言だけ言うとすれば、「怒らせる天才」などいませんので安心してください。先生が怒りっぽい人なだけです。冬眠さんが同じことをしても、怒らない人はいるはずなので^^
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年01月08日 00:14
以前より妹に、『お姉ちゃんはパーソナリティ障害かも』とちらっと言われたことがあり、今日余りにも辛かったので、ネットで治療法を調べていたところ、このサイトに辿りつきました。
小さい頃は、ごく普通の幸せな家庭で育ったのですが、引っ越しを機に家族(実家)が壊れていき、いろいろ辛いことが重なって20代のときに心療内科にお世話になるようになりました。

現在は医師には『適応障害』と診断されていますが、たぶん同時に『パーソナリティ障害』も併発していると考えると納得がいく症状があります。
最近になって、社会性をつけるリハビリのために学校へ通いだしたのですが、そこでも、先生が注意を軽く私にしただけで、泣きながらキレてしまって危うくトラブルになりそうだったのを、妹がフォローしてくれて、私も考え直して先生に謝罪して事なきをえました。

もうお分かりになるでしょうが、私は夫に頼る以上に妹に頼ってしまっているわけですが、ごく最近、妹に、『わたしは、お姉ちゃんに期待しすぎて、ほんとはお姉ちゃんのことわかってないのかもしれないね』と、がっかりしたように言われました。
それがショックで、妹に今度こそ見捨てられたのでは、と具合が悪くなってしまいました。
姉妹の縁が切れることはないとわかっていても、しんどくなってしまします。
病院併設のカウンセリングルームには、通っていますが、カウンセリングの受け方などについて、アドバイスがあったらお願いします。
Posted by あーたん at 2014年03月07日 17:14
カウンセリングの受け方全般については、なかなか言えませんが、下記のような時に、カウンセリングをやめずに、カウンセラーにそのまま伝えることが大切かと思います。

カウンセラーから見捨てられたような気がする時、飽きられた気がする時、注意された時、イライラされた時、軽く見られている気がする時、がっかりされた気がする時、カウンセリングやっても無駄だと思われているんじゃないかと思った時など。「もう通えない」と関係を切るのではなく、怖いけど言ってみる。

そういう気持ちにならないようにしていくのではなく、そういう気持ちになってから乗り越える、それをカウンセリングの場で練習するという発想です。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年03月25日 11:55
気になったので書かせてもらう。

パーソナリティの障害傾向で、妄想性、失調性、スキゾイドの3つが傾向として多く当てはまったらしい・・・・・というかそういう結果が出た。

聞きたいんだが、あくまで傾向なのは分かるんだが、しかして俺達もとい患者側がこうかもしれないという言及をしたらあんたら心理士とか精神科医はさ、否定するなり聞き耳なんて持たないものじゃないのか?

仮にクリニックを申し込もうにも俺は愛知在住なんで無理なわけだが。

もう既にここ以外に2つほど精神科に行ったんだが、全然話にならないというか、要領を得ずに金だけ消えてなくなった・・・・・・・・・・・

これから精神科に通うこともあるかもしれないが、その度に何も解決できぬまま終わるかと思うと、もう諦めるしかないと最近思い始めている。

ただし、証明が無ければ、周囲は狂人の戯言だと言われる。ますます俺は人と断絶していく、この悪循環からいつ解放されるんだろうな・・・・・・・・・・

社会は、どうも、俺にとっとと死ねという事なのか?
Posted by 黒帝 at 2014年10月12日 21:28
コメントありがとうございます。

1)妄想性、失調型、スキゾイドの3つは、A群の全てですね。A群はodd type、訳としては「風変りな考え方や行動をするタイプ」とまとめられています。異端児と自覚されている黒帝さんに一致するのではないでしょうか。他の精神科医や心理士について言及は避けますが、少なくとも私はそういう傾向がありそうだということについて、聞く耳は持ちたいと思っています。

2)社会自体は物を言いませんが、仮に何かを言うのだとすれば、「死ね」とは言わず、「助けないけど、死ぬな」とか「辛いままでも生きてろ」ではないかと思います。逆に残酷ですよね。

2つめは質問なのか判断がつかなかったのですが、一応「?」のついている2点について返すことにしました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年10月15日 13:27
黒帝さんへ、異常と思われる前に異常とは何かを考えてみましょう。精神科医の斎藤環氏の心理学化する社会を読んだらどうですか?過去に比べ、何か起これば、個人の心の問題にしてまうようになったかが書いてますよ。
http://ueshin.blog60.fc2.com/blog-entry-1753.html
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/610009.html

社会学的側面も書いておきましょう。
米英仏は個人主義でエリートのナルシシズム化が早く起こり、新自由主義を受け入れました。
だからこそ、問題が発生すると、社会の問題と考えずに、個人の問題にしてしまい、精神病とされる人が急激に増えるのです。日本も遅れてそれがやってきたので、社会が心理学化しました。
http://ittokutomano.blogspot.jp/2013/06/blog-post_7.html
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1075
Posted by 監獄の誕生 at 2014年11月19日 23:18
いろんな意味で、疲れました
Posted by 真実の鏡 at 2014年12月06日 05:17
いろんな意味で、疲れました
Posted by 真実の鏡 at 2014年12月06日 05:18
iいろんな意味で、疲れました
Posted by 真実の鏡 at 2014年12月06日 05:28
I いろんな意味で、疲れました



Posted by 真実の鏡 at 2014年12月06日 12:20
>監獄の誕生さん
「自分は正常である」という感覚を強く持ちすぎることは、「自分は異常である」と思いすぎるのと同じくらい病的になりやすいですね。
なるべく、正常と異常の間をゆらゆらしていたいものです。
参考になりました。コメントありがとうございました。

>真実の鏡さん
お疲れ様です。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年12月22日 10:35
こんにちは。
私は自分がパーソナリティー障害(境界性)なのではないかなと思って‥いろいろ検索してこの場所にたどり着きました。主治医の先生と話していて私の認知は歪んでいるのかなと薄々感じてはいたものの‥このページの説明を読んで「そう、そう」となんだか笑ってしまいました。
私は10年くらい精神科に通っていて、双極性障害と広汎性発達障害といわれています。他にPTSDもあります。
それで私が一番気になって所長さんにお聞きしたいのは「見捨てられ不安」と「操作性」についてです。私は主治医の先生にきらわれたくないから、調子が悪くても大丈夫なふりをしたりしています。そういうことを続けていたら主治医の先生が「無理して笑わなくていいよ」と気を遣ってくれる(遣わせてしまう)ようになってしまいました。私はそんなつもりではなかったはずなのですが‥自分でも気づかないうちに、先生から心配されたくて、操作しているのでしょうか。こういうところから自分が境界性ではないかと思いました。
それから、今日たまたま書店で立ち読みしたら“サイクロイド〜”という障害を初めて知りました。自分を考えると、境界性と同じくらい当てはまります。主治医の先生は「パーソナリティ障害を診断しない主義だ」といいます。
なんだか自分にいろいろなことがありすぎて、わけがわからないのですが、とにかく周りの人に迷惑をかけることだけはなんとかしたいと思っています。そんなふうに、どうしても直したい部分だけカウンセリングでいい方向へ向けることはできるのでしょうか‥。

こちらの所長さんのお話を聴いていたら、なんだか自分を許して?もらえたような気がして、おもわず書き込んでしまいました‥。お忙しいところ申し訳ありません。
Posted by moe at 2015年04月10日 17:47
追加です、ごめんなさい。
こちらのページに“サイクロイド〜”を見つけられなかったので(あったら本当に申し訳ないです‥)新しいものなのか、あまり浸透していないものなのか、どうなのかなと教えていただきたいなと思いました。

ここに書き込んでいいものなのか、判断できないまま書いてしまうことをお許しください。
Posted by moe at 2015年04月10日 17:53
見捨てられ不安は強いようですね。一方、いわゆる「操作性」とは、moeさんがされているようなものとは逆のような感じのことを言う場合が多いので、それほど書かれた文章からは感じませんでした。moeさんは、見捨てられたくなくて主治医に「大丈夫」と言っていますが、操作性とは、注目してほしい時に、「大丈夫じゃないです」と言ってしまうような感じです。
もし、言葉では大丈夫と言って笑顔を作りつつ、立ちくらみでよろけてみたり、溜息をついてみたり、自傷行為をしていたら、操作性は強いかもしれません。

カウンセリングの利用については、「迷惑をかけないように」という方向性が間違っているので、カウンセリングを利用して、そこから意識を変えていく必要があると感じます。
社会とは迷惑を相互に引き受けあう場です。むしろ迷惑をかけて、それを引き受けてもらえたら謝罪と感謝と反省をして、自分の行動を変え、相手とよい関係を築く。そして、その相手に恩返しはせずに、いつか、他の人の迷惑を自分が引き受けてあげる。そういうことができるようになることが「自立」であって、迷惑をかけないように「孤立」して生きていくことは望ましくないし、不可能なことなんです。

サイクロイドは、まだあまり浸透していないはずですが、有用な概念だと思います。いつか、モンキークリニックなりに噛み砕いて書けたらいいなと思います^^
Posted by モンキークリニック所長 at 2015年05月01日 22:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]
※所長とカウンセリングをしているクライエントが書き込んでしまうためコメントの受付を停止しています。

この記事へのトラックバック
サイトの説明
モンキークリニックはインターネット上にしか存在しない架空の名称です
MONKEY(モンキー):[名]小型の尾のある猿 [動]ふざける
CLINIC(クリニック) :[名]臨床講義/臨床教室/診療所
このページではパーソナリティ障害,人格障害,治療,カウンセリング,臨床心理,心理士,心理療法,精神疾患,発達障害,統合失調症,気分障害,うつ病,双極性障害,躁うつ病,気分変調性障害,ディスチミア,心的外傷後ストレス障害,PTSD,急性ストレス障害,適応障害,解離性障害,不安障害,パニック障害,強迫性障害,恐怖症,摂食障害,拒食症,過食症,依存症,身体表現性障害,性同一性障害,失調型パーソナリティ障害,スキゾイドパーソナリティ障害,妄想性パーソナリティ障害,境界性パーソナリティ障害,自己愛性パーソナリティ障害,演技性パーソナリティ障害,ボーダーライン,BPD,反社会性パーソナリティ障害,回避性パーソナリティ障害,依存性パーソナリティ障害,強迫性パーソナリティ障害,注意欠如多動性障害,ADHD,学習障害,LD,自閉性障害,自閉症,アスペルガー障害,家庭内暴力,ドメスティックバイオレンス,DV,モラルハラスメント,セクハラ,パワハラ,いじめ,ひきこもり,アダルトチルドレン,ミスターチルドレン,リストカット,オーバードーズ,ODといった概念について猿なりに解説しています。
臨床心理士各位
内容に多少の脚色や都合のよい解釈、偏った意見などが見られると思いますが、まずはどんな方にも興味を持って読んでもらえないと意味がないと考えてのことです。大目に見てくださいますよう宜しくお願い申し上げます。 カウンセリング普及プロジェクト
カウンセリングはかっこわるくない!

キーワード

パーソナリティ障害

カウンセリング

臨床心理士
ひきこもり
モンキークリニックロゴ