臨床心理士が選ぶカウンセリングルーム

k1.png「カウンセリングを受けに行こうと思うんだけど」

c2.PNG「どうかされたんですか?」

k2.PNG「なんだか最近ボロボロなのよ」

c1.png「お疲れなんですねぇ」

k1.png「えぇ、疲れててすぐに荒れちゃうのよ」

c1.png「荒れちゃうというと、物に当たったりしちゃうんですか?」

k2.PNG「・・・ん?私がしているのは、お肌の話よ?」


かうんさるーから一言
c3.png「お肌のカウンセリングかよっ(投げやり)」

カウンセリングって心理カウンセリングだけじゃないんだよね。でも、一応「カウンセリングルーム」ってインターネットで検索すると心理カウンセリングをやってるカウンセリングルームのページが出てくるし、だいたいの場合はカウンセリングだけで通じるようになってきてるね。しかし、それにしてもカウンセリングルームの数は多すぎる。その中で、しっかりとしたカウンセリングを受けられるルームを見つけることは、悩まれている方にとっては重要なことなんだろうなと思ったよ。

「カウンセリングルーム」というキーワードで検索して、幾つかのホームページを見させてもらったよ。いやぁ、ひどいね。何ルーム?って聞き返したくなっちゃう。ひどいところはリストアップしちゃいたいけど、インターネットの世界は怖いからやめておくよ。とりあえず、「カウンセリングルーム」で検索してみたんだけど、厄介なことに、専門性の低いところの方がインターネットの宣伝は上手なんだなぁ。一般の方がどこを選んだらいいかわからないと感じるのも無理はないね。

さてさて、カウンセラーやカウンセリングという名称は独占名称ではないから、どんな人が名乗っても、どんなカウンセリングをしても構わないことにはなっている。けど、その状況はあまりにも悪すぎるよ。一体、どんな知識や技術を身につけてカウンセラーと名乗っているのか、カウンセリングと称して人と会うということがどんなに難しいことかわかってない人が多すぎる。もうね、カウンセラーじゃなくて、カウソセラーとか2chっぽく名乗ってくれたらいいのに。そしたらなんとなく許せる。むしろ応援できる。

あまりに状況が悪いから、本当に「心理カウンセリング」を受けたいと考えているみんな向けに、臨床心理士から提言させてもらうことにするよ。こういうのを書くのはリスクがあるからあんまりしてる人はいないんだろうけど、そこをあえてね。

まず、多くの臨床心理士は使わない言葉を並べておくね。
  • ヒーリング
  • スピリチュアル
  • ホリスティック
  • オーラソーマ
  • レイキ
  • エナジー
  • チャクラ
  • ネイチャー
  • パワー
  • インフィニティ
  • インナーチャイルド
  • ハイヤーセルフ
  • 癒し
  • 輝く
  • 未来
  • 神秘
  • 自己実現
  • 前世
  • 気功
  • 迷える子羊
  • ヒプノセラピー
  • カラーセラピー
  • フラワーセラピー
  • NLP(これ特に使わないよ)

次に、上記の言葉を使用するカウンセリングルームの特徴だよ。
  • カウンセラーと呼ばれる人の笑顔の写真がある
  • カウンセラーのプロフィールにプライベートな情報が書いてある
  • 綺麗な言葉ばかり使っているが全く具体性がない
  • 全体的にパステル調でありカラフルである
  • ○○学会よりも○○協会への所属が多い
  • 学会ないし協会への所属数が10を超えている
  • メールカウンセリングと電話カウンセリングが中心である
  • 「業界で一番!」とか「必ず治る!」等、実績や効果が誇張されている

まったく。カウンセリングルームは「悩みの全く無い明るい未来を押しつける場」じゃないんだよ。断固として、上記みたいなキーワードを用いているカウンセリングルームを心理カウンセリングを行う施設として認めるわけにはいかないね。

臨床心理士の倫理綱領では「二重関係の禁止」といってカウンセラーとクライエントの関係においてはカウンセリング以外の関係を持つことを禁止したり、不必要にカウンセラーのプライベートな情報を明かしたりしないように示されているんだ。プロフィールに「六つ子の母です」とか「趣味はSMです」なんて自己開示をしているカウンセラーは、それが適切な公開情報かどうか、多少なりとも自問したのか疑問だよ。え?そんなプロフィール書いてる奴はいないって?おかしいな、どっかで見た気がしたけどな。

あと、写真によって顔を明かすことの是非については賛否あると思うけど、笑顔の写真は単に好印象を与えようとしているようにしか見えないね。悩んでいる人に安心感を与えたいという思いからかもしれないけど、悩んでいる人につけいろうという悪魔の笑顔に見えて仕方ない。もちろん、それはボクの歪んだ見方なんだけど。そういう人の顔って「お金大好き」って感じがするのは気のせいかなー。腹黒い感じ?

反対に、比較的信頼してよさそうなカウンセリングルームの特徴も挙げておくよ。こっちは、なかなか断言できるような特徴を見つけられなかったので参考程度にしてね。
  • インテーク面接または初回面接がある
  • 幾つかの精神疾患名が正しく紹介されている
  • 認知行動療法を謳っている(←最近当てにならなくなってきた)
  • カウンセラーの紹介が控えめである(写真がない・プライベートな情報を載せていない)
  • 臨床心理士の登録番号が記載してある
  • メンタルクリニック内にあるか、併設されている、または提携先となっている

しっかりとしたカウンセリングを行うためにはインテーク面接が極めて重要だよ。みんながどんな考え方や感じ方をし、どんな人生を歩んできたかを知ることなしには、ボクは適切なカウンセリングを行うことはできないと考えているよ。

また、近年では、心理カウンセリングを行うにあたり、カウンセラーは精神疾患の知識を身につけておくことが必須となっているね。だから、ホームページにある程度の精神疾患の情報が書かれているかどうかが、しっかりとしたカウンセリングルームかどうかの一つの目安になるかもしれないな。例えばこのモンキークリニックみたいに?(いやいや、ここは正確な情報よりもボクの個人的な思いが優先されている。)メンタルクリニックが関係しているカウンセリングルームは、その点ではクリアされていることが多いと言えるよね。

その他、カウンセリングルームとして幅広く多様な相談を受けるということはよいことだと思うけど、一方で、自身の専門領域や精通している心理介入技法を明らかにしておくということもカウンセラーにとっては大事なことだと思うんだ。もちろん、どれが最も良いということはないけど、認知行動療法なんかをやっているカウンセリングルームは、最近の臨床心理学の流れを知り、勉強しているカウンセラーがいるところじゃないかなと思うよ。個人的にはスキーマ療法がお気に入り。

以上、それほど詳細に検討して書きあげたわけではないので、誤解される表現や抜け落ちている点などはいっぱいあると思う。でも、その辺は大目に見てほしいな。心理カウンセリングをちゃんと行ってくれるカウンセリングルームを探しているみんなにとっての一助となることを願っているよ。
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この記事へのコメント
ありがとうございます。
参考になりました。
Posted by at 2012年12月05日 21:14
それはなによりです^^
Posted by かうんさるー at 2012年12月17日 22:08
おすすめでない特徴にあてはまる、カウンセリングルームで酷い目にあいました。

すごく当たってる!!!

信頼できるカウンセラーに相談して、良くなりつつあると思います。
Posted by Sum子 at 2013年06月23日 19:38
コメントありがとうございます。
大変な思いをされたようですが、信頼できるカウンセラーに会えてよかったなと思います^^
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年07月17日 09:53
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