地震酔いとストレス障害

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)に被災された方に心からお見舞い申し上げます。また、ご遺族の方にはお悔やみを申し上げます。

【重要】被災に関するPTSD(カウンセリングルームセンター南HPより)
http://counselingroom.seesaa.net/article/190774853.html

n2.PNG「あれ?今、揺れてる?」

k3.png「え?!また余震?!」

t1.png「いや、揺れてないと思うけど」

n1.png「そっか。なんだかいつも揺れてるような気がして気持ち悪いんだよね」

b1.png「ああ、そりゃ『地震酔い』だな」

k2.PNG「先生、そんな病気あるんですか?」

b1.png「あぁ、乗り物酔いと同じ一過性のものか、ストレス障害のどっちかだな」



かうんさるーより一言
c3.png「地震酔いというより余震酔い」

地震酔いという言葉が広まっているけれど、実際には『余震酔い』の方がしっくりくるんだけどね。地震という程大きく揺れてる感覚はないから。原因としては、視覚と三半規管のズレによる酔いや、不安、ストレス状況下で過剰に反応しているのではないかという説明がされていることが多いみたいだけど、視覚と三半規管のズレという原因説は本当なのかな。

どちらかといえば、また大きな地震が来るんじゃないかと常に身構えて緊張している状態になっていて、とても小さな揺れ、物の動き、音などを広く感じとってしまうという、ストレス障害説の方が信じられるんだけど、それは多分ボクがメンタルヘルスに関わっているからかもしれないね。少し、地震酔いをストレス障害から説明してみるよ。

そもそも人は、まっすぐ平衡に視線を保っていられるわけでもなく、体も常に揺れ動いているんだけど、平常時はさほど気にせず生活できているんだ。そういう「ブレ」はいつもは誤差として処理されているんだね。多少は平衡でなくても、人間は平衡だと感じるってこと。

けれど、今回のような大きな地震があった場合には、いち早く地震を察知しなきゃならないという気持ちが高まり、少しの揺れも見逃すまいという体のスイッチが入ってしまう。その緊張の持続が、平常時に気にしていなかった「ブレ(誤差)」を捉えてしまうのかもしれない。いくつかのサイトで「実際には揺れていないのに、不安だから揺れていると感じてしまう」と説明している人がいるけれど、実は「普段は気にしていない体や視野の揺れに注意が向き過ぎてしまい、それを地震に結び付けてしまっている」というほうが地震酔いの状態として適切だと思うよ。それが頻繁に起きると、体が休まらず、具合が悪くなったり、眠れなくなってしまったりするってわけ。

というのが、ストレス障害からの地震酔いの捉え方。だから、地震酔いは精神科・心療内科・カウンセリングに相談に行くとよいと思うんだ。不安とストレスを軽減してみれば症状が治まるかもしれないからね。ストレス障害(特にPTSD)について詳しくは、上部リンクを参照してみて。

さて、ボクは、東日本大震災後も休まずカウンセリングを行っていたよ。被災地の方が辛く大変な思いをされていることは言うまでもないけれど、被災地以外でカウンセリングに通われている方も、少なからず影響を受けてしまっているのも一つの事実なんだ。「被災者の方が辛いのだから、私はこんなことで悩んではいけない」なんて思わないで。それはそれ。これはこれ。被災の辛さと個人の悩みを、必ずしも同列に置いて比較するのが正しいこととは思わないよ。できることからしていこう。

ボクにはボクの守るべきクライエントがいる。被災地の方の支援もしたいけれど、それはボクの仲間たちに任せる。そういう姿勢を他人任せとは思わない。それが社会の中に居るってことだから。できること、身近な人から大切に。それが次第に大きなつながりになるはず。
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