ホメオスタシスと治療抵抗

n1.png「かるんさるーありがと。もう大丈夫。あたし治ったっぽい」

c1.png「それはよかった。ただ、似たようなことを今までに10回くらい聞いた気もするなぁ」

n1.png「大丈夫、今回こそは。もう前とは全然違うし」

c2.PNG「以前とはどの辺が変わったと思うの?」

n1.png「なんとなくだけどね、もう落ち込んだりしないと思うんだよね」

c1.png「そうか。で、その状態がどのくらい続いているの?」

n3.png「んーっとね・・・3日くらいかな」


かうんさるーから一言
c3.png「治ったと言う人ほど治ってなかったりするんだよなぁ」

ホメオスタシス(恒常性)とは、一般的には体の状態を一定に保とうとする働きのことを言うよ。簡単に言うと、怪我したら自然に傷が治っていく力のことね。不思議だよね、生物の体はなるべく健康な状態が自動的に保たれるようになっているらしい。

ホメオスタシスは心の状態にも作用するよ。例えば、悲しいことがあっても、人はどうにか乗り越えて以前の自分に戻ろうとするし、どんなに頭に来たっていつか冷静になることができる。感情もなるべく健康な状態に保たれるように、永遠には持続しないようにできているんだね。

そんなわけで、基本的に人間は「変化を嫌う」という性質を生まれ持っているんだろうと考えておくのが今日のポイントね。

さて次に、治療抵抗という用語を説明しておくよ。これは、病気を治したい、楽になりたい、幸せになりたいはずなのに、なぜか治療に抵抗してしまうような心の働きのことなんだ。例えば、治るためには必要だとわかっているのに薬を飲まなくなったり、診察やカウンセリングにちゃんと通わなくなったりしてしまうような「本当に治りたいと思ってんの?」と言われちゃいそうな行動のことね。

治療抵抗はなぜ起こるんだろう。理由はいくつか考えられているよ。例えば、その治療方法によって良くなると信じることができないのかもしれないし、また、ある意味、病気が治ってしまうことが怖いのかもしれない。もし、病気が治ってしまったら、本当に自分は社会復帰できるんだろうか?今までは、病気だからできなかったと思っていたけど、実は能力が低くてできないってことがバレちゃうんじゃないか?病気だから許されていたことが、治ったら許してもらえなくなるんじゃないか?

そんなことが気になってしまうんだとしたら、治療に前向きになれなくなってしまうのもおかしなことではないよね。ただ、この治療抵抗っていうのは、ここまでハッキリ自覚できることは少なくて、だいたいが遅刻してきたり、休んだりといった行動で表されることが多いのがちょっと厄介なところなんだけどね。いずれにせよ、治療抵抗っていうのは、変化することへの抵抗に他ならないってわけ。

じゃあ今日のタイトル、この一見反対のように見える、「健康に戻ろうとするホメオスタシス」と、「健康に戻らないようにする治療抵抗」の2つはどういう関係にあるのか。

実はこの2つは、変化への抵抗という意味では同じ力の働きなんだ。だけど、ベース(基準・土台)が健康な状態にあるか、病的な状態にあるかによって言い方が変わってしまう。健康な状態がベースな人が病気になった場合、ホメオスタシスによって、健康な状態に戻ろうとする。一方、病的な状態がベースな人が健康になろうとする場合、ホメオスタシスによって、病的な状態に戻ろうとしてしまう。後者のホメオスタシスを、治療抵抗って呼んでいるんだね。

特に、パーソナリティ障害の方は、長年かけて歪んだ状態がベースになってしまっているので、この治療抵抗が生まれやすい。歪んだ状態が当たり前なパーソナリティ障害の方は、幼い頃から幸せな状態なんて一度も味わったことがないと感じているし、ずっとこの状態だったんだから、変われるはずなんてないと思うし、良い方に変わった自分を想像することなんて全然できない。「健康な状態って何?」とさえ思うらしいね。

つまり、パーソナリティ障害の方にとって「治る」とか「健康になる」ということは、未知の領域に足を踏み入れることなんだよね。「健康に戻る」わけじゃない。そうなると、今の病的な状態のままでは辛いんだけど、治ることも未知すぎて怖いという板挟みになる。だったら、今までどうにかこうにか耐えてきた苦しい方が慣れてるし、治療したって治るかどうかわからないんだから、怖いことをするより今のままでいるしかないんだ、という結論に至ったりしてしまうってわけ。

だから、うつ病の方が6ヵ月くらいで復職できると言われるのに対して、パーソナリティ障害の方の回復はもっとずっと長くかかると考えられている。なぜなら、うつ病の方は一般的にベースが健康な状態である場合が多く、うつ病になっても元に戻ろうとする力が働くんだけど、一方、パーソナリティ障害の方は、ベースが病気の方にあるから、逆に良くなってくると病気の方に戻ろうとする力が働きがちだから。

摂食障害の食べ吐きがなかなかやめられない、リストカットでも傷が治れば新たに傷をつけてしまう。もし、それらも元に戻ろうとする力、すなわちホメオスタシスが働いているんだとすれば、ただ単にしないように約束させたりするだけっていうのは、あまりいい方法とは言えないよね。

じゃあどうしたらいいかって言うと、パーソナリティ障害の方は、カウンセリングを長期で受けて、じりじりとベースラインを健康な方にずらしていくことが目標。表面的に短期間で変わる方法を求めるんじゃなくて、治療抵抗に押し負けないように、「病気の方が自分らしい」という歪んだ意識を変えていくことが大事。カウンセリングで変わることが目的ではなくて、変わった後にそれを維持していられるようになるまでがカウンセリングなんだという目的意識を持つことが大切。だから、ボクはだいたい1年半から2年カウンセリングをやることを勧めているんだよ。人が変わるのに劇的な方法なんてない。劇的な改善は、一時的に良くなってもホメオスタシスによって揺り戻されるということを知っておこう。短期間のカウンセリングで改善したような気がする場合、カウンセリング終了後に再び状態が悪化してしまうなんていうのは、こういうカラクリが潜んでいるからなんだよ。

あと、治療抵抗というものを一般の方は知らないので、「本人が自分で治ろうとしない」と言ってパーソナリティ障害の方を責めがちなのが困るね。「病気に甘えてる」「なんでも病気のせいにする」と言って責める。でもね、パーソナリティ障害の方だって、治れるなら治りたいんだよ。ただ、怖いんだよ。治療過程で必要な努力を最後まで続けられるか自信がないんだよ。途中で見放されやしないか心配なんだよ。頑張っても結局治らなかったら、周囲の人にもがっかりされるし、もう、これ以上自分でもがっかりしたくないんだよ。変わるのが怖い、健康になるのが怖い、そんな心理もあるってことを、周囲の人には知っていてもらいたいな。

治療抵抗込みで病気の状態なんだと理解することが大事。治るのが怖い気持ちは当然だよと受け止めてあげて、その上で、健康という未知の領域に踏み込んでみようと思わせてあげられるような関わり方をするのが支援者の役目。その辺が理解できないと、なかなかパーソナリティ障害の方にうまく接することはできないし、逆に本人をより一層苦しめることになってしまうからね。

パーソナリティ障害の方にとっては、周囲からの「変化の押し付け」や「健康の押し付け」が死ぬほどキツい。と言っても、なかなか一般の方には理解が難しいんだろうなぁ…。
この記事へのコメント
記事投稿を無理強いさせてしまったみたいで申し訳ありません。ですが、直ぐにこんな無理なお願いをきいて頂いたこと、嬉しかったし、早速読ませていただきました。
自分もこの記事の内容と同じ状態で治療を辞めました。
リストカットをやめたい、元気になりたい、普通に生活したい、働きたい、そう思うのに、確かに強く思っているはずなのに、治療(カウンセリング)して、治っていくのが怖くて、受け入れられなくて、また、カウンセラーさんから何時見捨てられるかと怖くて、結局、自ら治療の中断を申し出ました。
リストカット、どうしてもやめられないんですよね。
傷が無くなると不安で、恐くて、たまらなくなるんです。
痛いからもう切りたくないと泣きながら無理やり切っては、傷や痛みを感じると物凄く幸せに感じて、安心して、嬉しくなって、満足してしまうんです。
自分が変わらなければいけないことは分かっています。他の誰かが自分の代わりをしてくれるわけではないですからね。
でも、ここに書かれてある通り、今の状態から変わるのが怖いんですよね。それが、近道だと分かっていても…
やっぱりこの場所は何だかイイですね。
自分のことじゃないのに、自分のことを書かれていて、その上分かってくれているような気がして、安心?出来ますV(^_^)V
お忙しい中、無理なお願いをきいていただき、ありがとうございました。
Posted by Ami at 2013年09月15日 10:35
先生。
・・・だめだった。

今、一人じゃないけど、

ずっとひとりぽっちなんだ。

ずっとずっと悲しいよ。。。

私、・・人間として生まれてきた意味が
わからないんだ

「孤独」と戦っています。
Posted by 優 at 2013年09月15日 23:39
まさに今の私にぴったりな記事で…。
主治医からも「またカウンセリングしては、やっぱりやめて、を繰り返すなら意味ない。決める!!ていう強い決意を持ったならカウンセリングをしなさい」と言われています。
この記事の中に「良くなると信じれていない」ってありますが、まさにそうです。「カウンセリングで良くなる」ってすごく不思議。というか洗脳されんじゃないか、と不安。洗脳されたくないし・・・。病院の中にあるカウンセリングだし、大丈夫だろうけど、やっぱ不安。
あと、「健康な状態って何?」と思っていることに気づきました。本当に、健康な状態って何なんだろう・・・。未知の世界ですね。

所長、関係ないのですが、ちょっと聞いてください。
私、いい年なので料理をしたいんです。料理くらいできるようになりたいんです。料理、昔少しやってました。でも、母からけなされて、食べてくれなかったり、殴られたり。料理の具材の大きさや火加減で、それでも成績のいい奴のすることか!と訳のわからないところにむすびつけられて怒られたり。あと、幼いころに変なことしてきた父親のためにも作りたくはない。
自分のためには作りたいけど、親のためには作りたくない。でも同居してる限り、作るなら親の分も作らなければいけない。
今料理作ること免除されてるのも、自殺未遂などしたり、入院したりしてたので、そんなこんなで言っても無駄と、この点についてはあきらめてくれてる状態です。
こんな私ですが、仮に一人暮らしや誰かと住むときになってちゃんと料理できるようになるのかと不安です。無理ですよね・・・。どうにかしたいです。
Posted by まゆ at 2013年09月16日 20:55
>「健康な状態って何?」
>「病気の方が自分らしい」
まさにその通りです、そう思ってます。
ここまで理解してくれる人がいるというだけで救われた気分です。

でもやっぱり病気でいる方が楽なんですよ。
逃げていた方が傷つかないで済むんです。
もちろん逃げ続けていれば破滅的な状況に追い込まれるのは分かっているつもりですが。
何回もやりましたし(笑)。

理屈では分かっていても、心も体もなかなかついて来ないのでやっかいですね。
>ベースラインを健康な方にずらしていくこと
というのはいい目標ですね。実践してみようと思います。
Posted by ケロケロ at 2013年09月18日 21:47
なや美がんばれ〜。

Posted by Sumko at 2013年09月19日 12:24
こんばんは。
この記事と同じことしていたので、ドキッとしました。私だけではないんですね・・・

せっかく再開したカウンセリングを終了しました。
私がルールを守れなかったから。

辛いです。

どうやって乗り越えようかと・・・何もやる気が起きない。

依存体質です。
Posted by 気まぐれネコ at 2013年09月21日 22:33
今自分がどういう状態なのかがわかって本当に感謝です。これがあるのは当たり前なんだと思えたら、もう一歩前に進める気がします。
Posted by なち at 2013年09月26日 23:12
みんな一人ひとり違う筈なのに、同じように生きにくさを感じているんですね。
改めてそう思いました。
Posted by Ami at 2013年09月28日 00:26
>Amiさん
急かされて書いてるわけじゃないから安心してください^^今も次の記事書くために、コツコツ文章作成中です。
ところで、カウンセリングをやめてしまったことは残念ですが、なんだかAmiさんの文章が以前に比べてしっかりしてきたように思います。まとまっているというか、内省できているというか、自分の状態に向き合っているというか、うまく言えませんが。また、カウンセリング再開できるといいですね。

>優さん
孤独は強敵ですよね。勝てる気がしません。せめて負けないように、引き分けくらいにはもっていけたらいいんですけどね。優さん、きっと誰にも知られず泣きたくなりながらも歯をくいしばって頑張っているんだなぁと感じました。

>まゆさん
大丈夫、多分、無理じゃないです。まゆさんは、必要な時がくれば料理できる人だと思います^^今がその時じゃないだけです。環境も悪そうですし。
ただ、まゆさんには、どう考えてもカウンセリングが必要そうです。次に再開したときには、この記事を思い出して、辞めたい気持ちを乗り越えられるといいですね。

>ケロケロさん
この感覚を理解してもらえることってほとんどないですよね。私も最初からわかっていたわけじゃなくて、多くのパーソナリティ障害の方から教えてもらったからこそ掴めるようになった感覚です。うまく文章にできてよかったです。ケロケロさんの「実践してみよう」という姿勢は、他の方の励みにもなるかと思います。

>気まぐれネコさん
それは残念でしたね。自己嫌悪中かと思いますが、「ルールを守らないと逆に辛くなる」ということだけを今回は忘れないようにして、次に活かせるといいですね。

>なちさん
そう言ってもらえると、この記事書いてよかったなと思えます^^こちらこそ感謝です。

>Amiさん
みんな、それぞれ自分のことを書いているだけのつもりなんでしょうけど、実際は、他の誰かにとって「ああ、自分だけじゃないんだ」と心の支えになっていたりする、そんなサイトになってきているようで嬉しいです。

皆様、ご自身の気持ちや考え、体験等を言葉にしてくださりありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年10月10日 01:50
Sumkoもがんばれー
Posted by なや美 at 2013年10月10日 01:51
自分の状態に向き合っているから、楽になったとか、変われたとか、良くなったとかではないので、何だか虚しく感じます。
向き合うことが唯一今出来ることで、カウンセリングを受けていても、いずれは自分に向き合わなければならないので、考えたり、勉強したりしています。

手首を切りたくなっても、薬を沢山飲みたくなっても、必死に我慢して、一人になると泣いて、でも、我慢出来ずに自傷してしまって、そんな毎日を繰り返しています。
正直、自分と向き合うことに何の意味があるのか、今のところ全く分かりません。
自分のことは分かっても、どうしたらいいのか、どうしたら変われるのか、抜け出せるのか、そんなことは結局分かりません。
おそらく今の状態では、その答えを教えてもらったとしても、私は何も出来ないと思います。笑
今はひたすら我慢の毎日なんです。
だから、ここがあって良かったと本当に思います。
私だけではないと分かるし、自分のことを深く理解するきっかけにもなるし、癒されるし。

また、次の記事を楽しみにしております(^o^)
Posted by Ami at 2013年10月10日 21:59
所長さん

お返事ありがとうございます。
カウンセラーに頼らず、自分の力で自分の生き方を見つけたいと思います。

カウンセリングで、自分が分からず無理して生きてたことや不安定になると人に依存する事が分かったので、しばらくは自分で考えてみるようにしようと思ってます。
「ホメオスタシス」か「治療抵抗」か分かりませんが((笑))

今後も更新を楽しみにしています。



Posted by 気まぐれネコ at 2013年10月10日 22:13
所長さんこんばんは、昨年コメントさせていただいた者です。
その後カウンセリングに興味を持ち臨床心理士さんを探して通うようになり1年が経ちました。
初めは私の悩みなどくだらないと思われるのではないかと恐る恐る出向きましたが、真摯に聴いてもらえて、今では安全でとても安心できる場所であり、なくてはならない時間になりました。
まだまだ先は長い予感がしているのですが、焦らず通おうと思っています。
これからもっと掘り下げていく中でこの記事のなや美ちゃんのような状態になることもあるかもしれません。
でも、どういう理由でそういう状態になっているのか、知っているのと知らないのとでは全然違うと思います。
私にとってこちらのサイトはとても大きな変化をもたらしてくれました。
それは確かに良い変化だったと思います。
こちらがもっと多くの人の目に留まればいいと思います。
今後も応援しています。
Posted by 流れ星 at 2013年10月21日 21:09
以前もコメントさせていただいたものです。
状態が悪くなり、もう自分では死を選んでしまう、でも死んだらいけない…と格闘のすえ、入院を選びました。
生きるために入院を選べました。生きたいと思い退院を選べました。
その後少しずつですが動けるようになり、笑えるようになり、1ヶ月くらい調子を保てる日が続きました。
そんな中、この治療抵抗の考えに自然と流れていることに気づきました。今まではそういう自分の考えをせめていましたが、
ちょうどこの記事を読ませてもらい、あっ今は私もこれがおきてるんだ、と思ったら自分を許せました。
よくなりたくない!とかが分からないまま、よくならないほうへむかってしまっていました。
あぁ、仕方ないことなんだ、乗り越えようと思い一歩が出せました。
この気持ちを分かってくれる人がいるんだと思ったら許されたような安心がありました。
本当にありがとうございます。

十数年ぶりの良い感覚で、昔に戻ったんじゃないか!って思ったくらいなのに…数日前から、落ちていく気持ちにストップがきかなくなってしまいました。言葉が理解できなくなったり、頭が働かないかんじが増えてしまいました。
なんでこんなことになるのか…パーソナリティ障害は自分のせいで…私が悪い。なんなんでしょうかパーソナリティ障害って。
もう落ちるわけにはいかないんです。これ以上周りに迷惑をかけるわけにはいかない。頑張らないといけない。

すみません、どこかに不安をぶつけたくて、長々と…失礼しました。
どうにか楽になりたいです。
またブログの更新楽しみにしています。いつも助けられています。ありがとうございます。
Posted by mako at 2013年10月24日 01:21
>Amiさん
コメントありがとうございます。もしかしたら、私が感じたAmiさんの変化は、「今出来ること」「今のところ」「今の状態では」「今は」という表現あたりかもしれません。「もうダメだ」でもなく、「ずっとダメだ」でもなく、「今は」まだ辛くて我慢することしかできないけど、そこにほんの少しだけ、諦めない意思というのが垣間見えるような感じです。うまく表現できていないので、混乱させてしまったらすいません。

>気まぐれネコさん
不安というのは無くすのではなく、抱えられるようになるのが目標なんです。そういう意味では、すぐに人に質問したり、頼ったりするのではなく、不安になりながらも一人でしばらく考えてみるのも大切なことですね。コメントありがとうございました。

>流れ星さん
すごく嬉しいです。サイト作ってよかったと思えます。でも多分、このサイトはきっかけにしかすぎず、変化できたのは、流れ星さん自身に力があったからだと思います。このサイトの内容を受け止める力があった、行動に移す力があった、こんなに嬉しいコメントを書く力が流れ星さんにはあった、そういうことだと思います。
本当に励みになります。ありがとうございました。

>makoさん
パーソナリティ障害は、本人が悪いわけではありません。なりたくてなった人なんていません。どうか、自分を責めないであげてください。自分のせいじゃないのに、自分でなんとかしていかなくてはいけない理不尽さは、どれほど耐え難いものかと思います。ほんの少し、痛みを和らげる程度にしかこのサイトは機能しませんが、それでも一助となっていれば幸いです。
コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年11月06日 00:21
Amiって「今」っていう言葉結構使ってますね。言われて気付きました!
もしかすると、所長さんの言う通り以前とはそこが変わっているのかもしれませんね。
だって、諦めたくないでしょう?
いくら駄目人間でも、性格悪くても、普通とは違っていても、体中傷だらけでも、醜くても、諦めたくないですよ。
普通になること、普通に生活すること、普通に生きていくこと、諦めきれませんよ。
お恥ずかしいですが、Ami想像するんです。
自分が普通に生活するところ、何でも上手くいくところ、Amiが1番で、周りには沢山人がいて、そんな空想をいつもしてるんです。笑
実際、現実逃避なんですけど、そうやって想像してしまうから、諦めきれないのかもしれません。
今日の収穫ありました♪
ありがとうございました。

Amiも上手く言葉で表現出来ないですし、不安定なので、キツイお言葉を投げかけてしまっているかもしれません。
お互い様ですので、気になさらないでください。大丈夫です。

一つ聞いてもいいでしょうか?
Amiはカウンセリングを再開するべきでしょうか?
自分では、よく分からないんですよねぇ。
お答えしにくいと思いますが、よろしくお願いします。
Posted by Ami at 2013年11月06日 11:43
お手数ですが、前回のコメント削除して下さい。
お願いしますm(_ _)m
Posted by Ami at 2013年11月16日 20:08
コメントありがとうございます。
諦めないって大事ですよね。
カウンセリングは任意ですけど、Amiさんは「再開する気になった時に」再開したほうがいいと思います。
コメントについては、書いた後に「消してください」と他の方の依頼も続出しそうなので、申し訳ないのですが削除しません。
Posted by モンキークリニック所長 at 2013年11月26日 13:52
こんにちは。
現在、軽度のうつ状態で休職中の者です。
病院からお薬も少しもらっています。

こちらのサイトを見ながら、楽しみつつ勉強させてもらいました。

私もちょっとだけ自分の話をしてもいいですか?

私は小さなことでクヨクヨしやすい元々の性格もあって、以前から心理学や精神科の病気に関する本もいくつか読んでいました。

いつもなんとなく「生きにくさ」を感じていて、それが自分の性格なのか、病気なのかわからなくて怖かったんだと思います。

結局、自力でその「生きにくさ」を払拭することはできず、積もり積もった不安や自信の無さに負けて、ある日突然出社できなくなり、休職することになってしまいました。

自分では、アダルトチルドレンとか、パーソナリティ障害(C群タイプ。このサイトのチェックテストを利用させてもらいました)なのかなと思ってます。あくまで自覚ですが。

この記事を読ませてもらって、

>もし、病気が治ってしまったら、本当に自分は社会復帰できるんだろうか?今までは、病気だからできなかったと思っていたけど、実は能力が低くてできないってことがバレちゃうんじゃないか?病気だから許されていたことが、治ったら許してもらえなくなるんじゃないか?

>特に、パーソナリティ障害の方は、長年かけて歪んだ状態がベースになってしまっているので、この治療抵抗が生まれやすい。

>パーソナリティ障害の方にとって「治る」とか「健康になる」ということは、未知の領域に足を踏み入れることなんだよね。「健康に戻る」わけじゃない。そうなると、今の病的な状態のままでは辛いんだけど、治ることも未知すぎて怖いという板挟みになる。

この文章を読んで、私が感じていた恐怖は、こういう気持ちだったのかもしれないなぁと思いました。私は今まで、とにかくただただ怖かった。

今通っているお医者さんは、まだ2回しか通院していなくて、主に出社拒否になる直前の体調の変化しかお話していません。お薬も効いてるのか効いてないのか正直よくわからないし、出社拒否になったのは氷山の一角のようなもので、本当はもっとお医者さんに話したいことがあるんじゃないかと自分でも思うのですが、何をどのように伝えたらいいのかもわからずモヤモヤとしていました。

私の長年の考え方のクセ、このサイトでも言うような認知の歪みについても相談したいと思っていたのですが、お医者さんへの相談の仕方が分からず焦っています。

休職期間もまずは2か月、ということで休んでいる状況なのですが、職場の方も本当に心配してくれていて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。調子がいい日と悪い日とあるのですが、調子のいい日は、かえって休んでいることにものすごい罪悪感を感じてしまい、またネガティブに・・・この繰り返し。

でも、心配してもらっておいて、「本当に本心で思ってくれてるのかな」「いっそ退職した方がいいと思われてるんじゃないかな」などと考えてしまいます。

復職するまでに自分を変えられるのか、このまま一生この「生きずらさ」を抱えていかなければならないのではないかと、なんとも言えない、先の見えない不安に襲われる時もあります。

ダラダラと書いてしまいましたが、他に吐き出せるところが無くて書かせてもらいました。

長文・駄文失礼いたしました。
Posted by あゆみ at 2014年01月24日 19:30
ご自身の状態を言葉にしてくださり、ありがとうございます。
まず、認知の歪みについてですが、診察時間を30分とってもらえるなら、医師に相談してもいいと思いますが、10分以内の診察時間ならば、おそらく説明しきれないし、医師と対処方法を検討する時間もないと思います。診察では、症状を伝え、その症状にあわせて薬を処方してもらうくらいしかできないのが医療の現状ではないでしょうか。
また、読ませていただいた限り、長い間生き辛さを抱えて、だましだましやってきたけれど、それが積み重なって限界がきたという感じですので、復職までの短期間に変わるというのは無茶な希望だと思います。
「軽度のうつ状態」や「パーソナリティ障害C群」というキーワードに加えて、書かれている文章からは、内省する力がある方だと感じるので、カウンセリングを効果的に利用できるんじゃないかと思いました。
ご自身に変化を起こしたい場合の目安ですが、1回50分程のカウンセリングを定期的に最低でも月2回以上、計16回以上受けることが必要だと思います。
私が担当するカウンセリングの期間の平均は1年半で、頻度は毎週のクライエントが多く、回数にすれば70回くらいやると生き方に変化が起きてくるという感じです。そんなに?!と感じるとは思いますが、人生の内の1年半と考えれば、そこに割く価値はあると思うので、考えてみてはいかがでしょうか。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年02月24日 23:56
最近、モンキークリニックを読むようになった者です。どのページもわかりやすく、パーソナリティ障害の欄では自分の言動などと重なってグサグサと心に刺さる感じです。

私は、精神科で適応障害や解離性障害と診断されていました。最初は、高校を卒業するという目標に前向きに治療を続けていました。けれども卒業後の進学も、病気になってから不登校やひきこもりがちだった為に反対されて卒業してからは毎日ぼんやり家で過ごすようになりました。

ひきこもるようになってから、2年ぐらいその病院の担当医とうまくやっていたのですが、自分でも徐々にこころや自分の状況に変動がないのに嫌気がさして辞めることができていたODを再びするようになってしまいました。ある日、そのことをうっかり担当医に話した際に酷く怒られて、治療が険悪な雰囲気になってしまいすぐに転院することにしました。

転院後も、ODの件もあり投薬を止められていて「自分はどんな医師にも信用されてない」と思ってしまったり、転院先の医師にそれまでのことを話す際に私にとって言われたくないことを言われてパニックになったり。

治療にとても前向きになれない状態で、その医師からカウンセリングを勧められて、「薬を出せない埋め合わせだ」「たった1時間にも満たないカウンセリングに5000円払っても意味なんかない」とそれからカウンセリングを受けることもなく、通院もやめてしまいました。

そういった状態でまた1年が経とうとしていて、今はひきこもって通院もカウンセリングもしない状況に落ち込むことはあっても、ネットの世界で繋がっているだけでも十分楽しくて、このままでも別にいいという気持ちさえわくようになってしまいました。

ただ、このページを読んでいると、私は治りたくないとか、治っても進学できないかもしれない、就職できないかもしれないという気持ちがあって病気を自分で治したくないだけなのかなと、ふと考えさせられてしまいました。

私は少し勇気をだして、以前のように通院治療をしたり、カウンセリングを受けてみるべきでしょうか。
加えて、その場合はあてはまりそうなパーソナリティ障害について医師やカウンセラーに訴えてみるべきなのでしょうか。
また医師とうまくいかなくなったり、自分から治療を諦めてしまいそうで勇気が出ません。

長々と読みにくい内容で申し訳ないです。
お時間がある時に、短いアドバイスや回答を頂けると嬉しいです。
Posted by ハル at 2014年02月26日 06:10
医師は、病気に対してはプロですが、対人関係や言葉の伝え方、受け取り方についてはプロではないと考えておく必要があります。カウンセラーはその逆です。

医師には、適切な薬を処方してもらうため、症状を中心に話す。カウンセリングでは、対人関係や考え方など、自分のクセに気づき、やり方を変えていくことを意識する。そんな感じで、病院とカウンセリングは使い方を区別する必要があります。

対人関係や考え方が変われば、医師の言動に振り回されず、適度な距離感で通院が続けられるようになりますので、カウンセリングが先かと思います。

ただ、きっともう一度通おうと決意するには、少しどころか、大変な勇気がいるんだと思います。気づかれているように、治りたくないのではなく、治ることが怖いのだと思うので、一歩を踏み出されることを応援しています。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年03月25日 09:55
あれから勇気を出して電話で病院の初診の予約をとることができました。

確かに家族や医師、周囲の人の言葉に過敏になっている自分がいると思います。先日、パーソナリティ障害に関する書籍を読みながら自分の言動を改めて考え直して、カウンセリングを受けることでどうよくなるのか改めて考えを深めることが出来ました。

金銭的に余裕はあまりありませんが、カウンセリングを受けたいと思います。アドバイスありがとうございました。
Posted by ハル at 2014年04月07日 02:41
ご報告ありがとうございます。
これからも悩みながら、迷いながら通われることになるとは思いますが、勇気を出した自分を思い出して、諦めずに続けていけるといいなと思います^^
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年05月07日 16:43
お勧めの書籍とかお教えいただけるとうれしいですね…
完璧にすべての知識が自分の手元にないと何か見逃しや失敗があるようで安心できないので
Posted by    at 2015年02月24日 15:48
お勧めの書籍はありません。
Posted by モンキークリニック所長 at 2015年03月20日 21:47
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