ニュースにみる演技性パーソナリティ障害

k1.png「ふぅ・・・」

c1.png「・・・。」

k3.png「あっ!」

c2.PNG「・・・?」

k1.png「そうか。いや、うーん・・・」

c2.PNG「あの、どうかしました?」

k3.png「え?いや、なんでもないんです。これは、私の問題なんです」


かうんさるーから一言
c3.png「注目されないと自分の存在が実感できないんだろうな」

最近(2014年7月現在)、会見という場を賑わしている各人について、その都度、専門家がコメントを出しているんだけど、よく目にする診断名があるのでまとめておこう。それは、演技性パーソナリティ障害だ。以下、---内はニュースサイトから原文のまま引用。


1.野々村竜太郎議員(政務活動費に関する号泣会見)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
兵庫県議会の野々村竜太郎議員(47=無所属)が2013年度に195回の日帰り出張をして政務活動費から約300万円を支出していた問題で、1日に開いた“号泣&意味不明わめき”釈明会見。ダダッ子もあきれそうな会見が、全国に“笑撃”を与えているのだ。
この会見で、精神科医は野々村氏を「演技性人格障害」と分析。同僚県議の証言からは、理解不能な「超異常行動」が浮かび上がった。
----------------------------------------------------------------------------


2.小保方晴子氏(STAP細胞捏造疑惑)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
きょう発売(4月10日)の『週刊新潮』も『週刊文春』も、小保方晴子「疑惑」を取り上げている。
週刊文春の中で精神科医2人が小保方さんをこう評しているのが興味深い。2人とも小保方さんには会っていないので推測だがと断っている。

「彼女には、自分は絶対に称賛を集めるんだ、という確信が若い段階からまず先にあって、そのためのひとつの手段としてSTAP細胞に飛びついたのではないでしょうか。
ですから、悪気があって捏造したという意識はなく、STAP細胞ができたという錯覚に今も陥っているのではないでしょうか」(精神科医の香山リカ氏)

小保方さんは演技性パーソナリティの可能性が高いのではないか。彼女の研究倫理のなさが厳しく指弾されるなかで、昂然と不服申し立てをするという『理不尽なズレ』も、そう考えると説明がつく。
研究も成果発表も反論会見も、全て彼女の自己演出の手段なのではないか。そういう意味では彼女に『作為』はあっても『悪意』はなかったように思います」(精神科医の熊木徹夫氏)>
----------------------------------------------------------------------------


3.片山祐輔被告(PC遠隔操作事件)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
演技性の人格障害。知らず知らずのうちに嘘を重ね、自分を大きく見せるような演技をしてきた」。
片山被告の人物像について、こう指摘するのは臨床心理士の長谷川博一氏。
「嘘が心理的な負担になり、『すがすがしい』という率直な感想が口に出た。すべてを勝ち負けで考えており、どう転んでも勝ち目がなくなったので負けを認めた」
----------------------------------------------------------------------------


4.佐村河内守氏(ゴーストライター騒動)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
「手話通訳がついているのは天地神明に誓って今も大切で必要な存在(だから)です。耳に関することは、新垣氏はまったくの嘘を言っている」と切り捨てる佐村河内氏。
会見をつぶさに見た精神科医の香山リカさんはこう分析する。
「直接診察していないため断定はできませんが、彼は『演技性人格障害』の可能性があります。この人格障害の方は注目されることが価値のすべてと感じてしまう。
そうなるためには手段を選ばす、嘘をついたり外見を変えるなどわかりやすい振る舞いをする。
そして演じているうちにその人格になりきり、嘘をついている自覚もなくなってしまうのです」
----------------------------------------------------------------------------


5.木嶋佳苗被告(首都圏連続不審死事件)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
 東海学院大学人間関係学部教授の長谷川博一さん(臨床心理学)は、木嶋被告は「演技性人格障害ではないか」と見る。
「一般的に、演技性人格障害においては“芝居がかった態度をとる”“性的に挑発的な行動をとる”などがあり、報道を見ている限り、被告にはその兆候が見て取れます。
 木嶋被告は、自分が注目を浴びることに関心があるようで、理想の自分を描き、それを演じ切ることで、内部にある外見などのコンプレックスに打ち勝っていこうとしているのだと思います。
ですから、彼女は法廷という“舞台”で、理想の自分像を多くの人に見てもらうことで、大きな満足を感じているはずです」
----------------------------------------------------------------------------


ほとんどの演技性パーソナリティ障害の方は、世間を騒がせるまでの事件は起こさないけれど、こじらせると、こんな風にニュースになるほどの事件に発展してしまう可能性があるので、もし自覚できたら、早めにカウンセリングに来るといいよ。一言で「演技性パーソナリティ障害」といっても、実際には様々な人がいるので、その人に合った対応や課題について一緒に考えていく必要があるからね。

演技性パーソナリティ障害の方は、マスコミが食いつきやすいドラマチックな側面をもっているから、こんなにも話題になってしまうんだろうな。浅薄な嘘の上塗り、感情表出のわざとらしさ等が、傍から見ると「何言っちゃってるの?!」と、とにかくバカバカしくさえ見えてしまう。ということで、あれ?演技性パーソナリティ障害ってどんなのだっけ?という人のために、ここで改めておさらいをしておこう。

演技性パーソナリティ障害は、パーソナリティ障害の下位分類で、ドラマチックさを特徴とするB群に属するよ(dramatic type)。B群には4つあり、他の3つは、反社会性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害。他の3つとは重なり合う部分もあるから、演技性パーソナリティ障害だけを調べるんじゃなくて、複合的に捉えておくほうがいいね。

演技性パーソナリティ障害の中心的特徴は、「注目を集めようとする」という点にあるよ。注目を集めたいから、自分をプロデュースすることに長けている。いや、見る人が見れば実はそれがハリボテだというのはすぐにわかるんだけど、意外に多くの人がこのハリボテに一時的に魅了されてしまう。なぜなら、壮大なことを言ったり、理想的なことばかり言ったり、正義を振りかざしたり、一見魅力的なことを言うのがうまいからね。

逆に、悲劇のヒロインのように振る舞って、周囲からの注目を得ようとすることも結構あるよ。疲れている自分を演出するために、溜息をついてみて、チラッと周囲の反応を伺う。頭を抱えて悩んでみてはチラッ、こっている肩をもみほぐしてはチラッ、立ちくらみでふらついてはチラッ、みたいにしては誰かに気づいてもらえるまでやる。気づいてもらえるまでどんどんオーバーリアクションになっていくよ。

深く考えて行動した結果目立ってしまうのではなく、目立とうと行動してからつじつまを合わせるために考える、みたいな順番になるのが演技性パーソナリティ障害らしい「浅さ」なんだ。

演技性パーソナリティ障害の方にカウンセリングをしていくと、自分には「中身がない」「私自身がない」という感覚があると話されることが多いよ。それに気づくととても辛くなるらしい。自分のことを「カメレオン」と表現する人もいるね。瞬時に、周りが自分に求めていることがわかり、自分の振る舞い方を変えることができる、つまり周囲の色に染まりやすいのだと。だから、演じ続けてしまうのだと。また、演じている限りは、人に気に入ってもらえることも多く、新しい場面に入っていくのはむしろ得意だというから、やめることができないというんだ。でも、一度関係ができあがったあと、それを維持するのが大変らしい。一度はじめた演技(嘘)を続けるのは、ずっと背伸びしたままでいるってことだから。背伸びが辛くなったら、その場から逃げだすしかなくなってしまうんだって。

自分自身が見えないからか、演技性パーソナリティ障害の方は、自己の過ちに対する責任を負うことが難しそうだよ。何か失敗をしたとき、本人達は、一応謝罪を口にするも、その後は、言い訳、言い逃れ、責任転嫁、情状酌量を求めるような感じで、どうにも申し訳なさが伝わってこないという特徴がある。本人達は、ありのままの事実を説明しているだけ、それをわかってほしいだけと言うんだけどね。

本人達は、自分のことを顧みるのが苦手だったりするので、何か事が起きてからも、
「いつの間に、こうなっちゃったんだろう・・・」
「どうして、いつもこうなっちゃうんだろう・・・」
「なんで、みんなわかってくれないんだろう・・・」
と思っていたりするようだよ。それこそ、“悪意はない”んだよね。

加えて、感情的にも不安定なので、泣いてしまったり、怒ってしまったりと、大人らしく受け止める姿勢が足りないように見える。内省ということが難しく、責任を追及されると、話題を逸らしてしまうような言動になってしまう。だから、自業自得だろ!と責められることも多いけど、どこがどう間違っているのか、自分ではわからなくて困っているというのが本人達の正直な気持ちらしいよ。

自分がないから、中身よりも身に着ける物や肩書き等、誰にでも見える外側の部分が本人にとって重要になってしまう。すでに流行しているものをパクったりする手段も必然、多くなってしまう。ブランド品で身を固めたり、「西宮維新の会」と名付けてみたり、耳が聞こえないフリをしたり、サイコパスだと主張してみたり、男を何人も囲ってみたり。自分自身でいることに自信がなく、何者かになることで、注目を集めようとする演技性パーソナリティ障害。案外、みんなの身近にもいるかもしれない。

余談だけど、昨今、Twitterで「なりすまし」が横行しているのも「演技性」と無関係ではないかもしれないなと思ったよ。誰でもない匿名の存在では注目されないので、誰かを演じることで自己を発信し注目を浴びようとしているように見える。既存の芸能人やアニメや漫画といった創作内の登場人物なら、多くの人に注目してもらえるからね。でもそれって「虎の威を借る狐」みたいなものなんだよね。結局、自分自身が注目されているわけではないから、虚しくなるはず。虚しさを埋めるために、さらに過激な発言をして・・・って感じで悪循環だね。

「演じるということ」つまり、なりすましや偽名、嘘等に関する事件は、インターネットが「匿名から実名の時代へ」と移行する流れの中で、自分自身を確立して表現することができなかった人達に起きた副作用として理解できるかもしれないな。そんなことを、最近の会見と演技性パーソナリティ障害から考えてたんだけど、話が大きくなりすぎてしまうので、今日のところはこれでおしまい。


以下追記 2015.5.8

6.香山リカ氏(虚言?)⇒元記事
----------------------------------------------------------------------------
その後香山氏のツイッターアカウントには、逆に青山氏を「ホント下劣」と非難する文章が投稿された。さらに「つまんない仕事だけど6月までは続けようかと相談してます」とも発言。今月1日放送回で香山氏は、一連のツイートについて「私が書いたものではない」と明言し、アカウント乗っ取り被害の可能性も考えて調査中だと伝えた。
 そして8日放送回、番組冒頭では山田氏が、香山氏のツイートに関する調査の経過を報告。投稿された内容には関係者しか知り得ない情報も含まれていたため、出演者やスタッフを集めて話し合いを行ったのだという。
 その場で香山は、「問題の内容は、ファンに向けて書いたダイレクトメールの下書きだった。その下書きがいつの間にかツイートされてしまった」と説明。山田氏が「アカウントの乗っ取りなら警察に届けるべきではないか」と指摘したところ、香山氏の証言は一転。「乗っ取りではなく、ツイッターアプリの誤作動かもしれない。過去にも同じ誤作動が起きた」と言い出した。そこで山田氏が「それならアプリケーションの開発会社に原因を問い合わせましょう」「アカウントではなく、パソコンそのものを乗っ取られた可能性があるから、香山氏の事務所で調査をしましょう」と提案。あらためて調査を行うと約束された。
----------------------------------------------------------------------------

1〜5のようなニュースを騒がせた人達に演技性パーソナリティ障害の可能性を見出す、リカちゃん人形の威を借る精神科医、香山リカさん。その彼女が、「私が書いたものではない。ツイッターを乗っ取られたかも」から一転して「私がファン用に書いたものだ。ツイッターの誤動作でツイートされてしまった」なんて、浅薄な嘘の上塗りのようなことを言ってしまったら、そりゃ当然、この記事に加えるしかないよね!嘘みたいなオチとして(笑)
この記事へのコメント
こんにちは。
早速つかぬことをお伺いしますが・・・「私を見て、心配して!」な方、けっこうおられますよね。
対応する側はどうするのが良いんでしょうか。
イラっとくるけど、応じて付き合ってあげたほうが本人は満足して治まっていったりすんでしょうか。
私は「かまってオジイ」や「見て見てオバア」と接する機会が多いので、そのへんにすごく食いついてみました。

あと、誰しも多少なりとも演技性・・な側面を持っているじゃないかしら。とも思いました。
例えば仕事で、責任のなすりあいになってしまうような場合。
自分が当事者だと客観視なんて出来ないけど、端で聞いてるとコントかよ!みたいなことって多いです。
しかも最初はあやふやだったのに、主張をしはじめたらお互い自分の主張が絶対正しいように思えたりして。
Posted by tomo at 2014年07月10日 10:58
わかりやすく、平等な視点にいつも感動します。
そして所長さんの「ぶれない強い信念」を感じ、ココまでに至る背景は何だったんだろうと、心配になるというか気がかりになるというか…。
きっと、ある部分ではギリギリの感覚でその信念に立ち向かっているんじゃないかと、勝手に推測し心配するというか(笑)
応援したい気持ちになります。

さて私は、現在カウンセリングに通っています。
「本当の自分って?」
っていう感覚、激しく同意します(笑)
演技性パーソナリティー障害という自分の一面に気付いてしまうと、何をしても何を言っても白々しい感じになり、カウンセリングでも「何も話したくない」心境になってしまいます。
何かを変えたくてカウンセリングに通ってるのに、自ら話すことを辞めたら意味が無いように感じ苦しくなります。
恥ずかしさばかりが先行し、話せば話すほど自分の醜さが露呈され、カウンセリングを辞めたくなるのです。
自分の嫌な部分に気付くって苦しいですね…。
直視できず、時折全てを投げ出したくなります。
すぐにでも演ずる自分を変えたくなるのですが、人格に練り込まれた感覚なので、どの部分を演じているのかすらわかりません。
無意識に相手の好む正解を探す自分がいて、つくづく嫌になります。
カウンセリングですらカウンセラーの好みそうな言い回しや、声のトーン、話す内容ばかり探す自分がいます。

自分は最も軽蔑する一面だったので落胆しかなく、落ち込むばかり…。
すみません、何を言いたかったのか…。
苦しくて聞いてもらいたかっただけかもしれません。
ありがとうございました。
Posted by ran at 2014年07月13日 19:04
>tomoさん
応じて付き合ってしまうと、「私を見て、心配して!」はエスカレートします。
応じて付き合わないと、「なんで私をみてくれないの!心配してくれないなんてひどい!」と攻撃的になります。
後手の“対応”では、どっちもうまくいかないんです。
先手をとって、「見ていますよ、気にかけていますよ」とこちらから“関わる”ことで、「私を見て、心配して!」は減っていきます。

あと、演技性という側面は誰しも持っています。一般の健全な方は、パーソナリティ障害の要素を全く持っていないのではなく、50%くらい持っている状態だと考えてください。その部分同士がぶつかりあって、普通の人達同士ももめるんです。その部分が80%、90%になるとパーソナリティ障害です。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年08月12日 11:58
>ranさん
自分の内面を直視するのは苦しく、投げ出したくもなりますよね。でも、実際は書かれているほど悲観的ではなく、多分ranさんはもう投げ出すことはない、投げ出せなくなっちゃったんだなぁと、うっすら自覚されているような気がします。
カウンセリングは、スッキリと悩みが解消して良い気分になるのではなく、自分について深く知り、傷つき、立て直していこうとしていくものなのかもしれない、そんな風にカウンセリングを受け止め、カウンセラーを信じてやっているんだろうなぁという感じが文面から伝わってきます。
カウンセリングという軽い響きより、心理療法を受けられているんだなという印象ですね。「葛藤」を抱えながら、「内省」できるようになった状態のようです。その心情がとても深く書かれているので、カウンセリングを受けている他の方のモデルになると思います。
ご自身の体験を言葉にしてくださり本当にありがとうございました。
冒頭の温かいお言葉にも感謝します。確かに、ギリギリの感覚でやってるような気がします(笑)
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年08月12日 13:21
お返事ありがとうございます。

「葛藤を抱えながら内省できるようになった状態」という一文を読み、涙が止まらず、安堵と歓喜のような感情に包まれました。
私はこれが欲しくて欲しくて、そうなりたくてなりたくて、たまらなかったのかもしれません。
改めて気づきました。
よかった…。
自分には、そんな力があったんですね…。
ふと「パーソナリティ障害を右斜め後ろに連れて、生きてみてもいいか…」という言葉が頭の中に浮かびました。
投げ出せなくなっちゃったのわかっちゃったし、苦しさや恥ずかしさも抹消できないとわかってしまったので、時々「苦しいぃよぉ、恥ずかしいぃぃ」と泣きつつも、生きてみてもいいかと。
今の自分を、少しは信じてみてもいいかなって…。
カウンセラーを信じる事ができたんだから。
ただ…
自分ではどの部分(文章)が内省している状態と言っていただけているのかがわからず、「まぐれ・偶然」のように思えてしまいます。
次に繋げていきたいけれど、「内省している自覚」が無く不安です。

「冒頭の文章」は書き込んだ後、「上から目線で失礼な物言い」だったように思え、後悔しておりました。
「温かい言葉」と言っていただき恐縮するばかりです。
感情という目に見えない気持ちを言葉にし、文章で伝えるって難しいですね…。
もっと「言葉」にこだわって、大切に表現していきたいです。
改めて率直に伝え直すとするならば、
「大好きです。ご自愛ください。」
でしょうか…(照)。取っ払い過ぎですね…。

ご多忙中、つたない文章を読み解いてくださり、そしてまた素敵な言葉の繋ぎ方でお返事いただき、自分の勇気に触れる事ができました。
本当に嬉しく思い感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
「誰にも感謝などしてたまるか」と諦めていましたが、「感謝」という文字を打っている自分がココにいます。
変化を望み、変化を恐れてきましたが、受け入れる時期がすぐ側にきたのかもしれません。
でも、怖いです。
すごく怖い。
けれど、生きてるのは私なんだよなぁ…。

所長さん、少しだけパワーを送ってもらえませんか?(呪い以外で)


Posted by ran at 2014年08月16日 17:18
所長〜〜!ありがとうございます!
構ってちゃんには先手必勝ですか!
なるほど、そうですよね。
後手後手の対応だからエスカレートさせてしまうんだ。
(そういう対応のことを人はおざなりと呼ぶ)
私だって、おざなり対応されたら愉快じゃないくせにね。

教えてもらえると至極簡単当然なことに思えるのに、自分ではたどり着けないものですね。
この件については、肩がすっと軽くなった思いです。
忘れんようにしときます。
Posted by tomo at 2014年08月19日 11:46
私は、小保方氏や野々村議員や佐村河内氏の行為を見て、
人生のどこかで逃げられない、切羽詰まった物をずっと背負っていたのかなあと思っていました。
私自身が、弱みを出していいよと言われたら、野々村議員みたくやらいてしまってもおかしくないです。
これらをネットやマスコミのネタにすることに、負い目と憤りを感じています。



話がズレますが、このパーソナリティ障害は、とてもいじめにつながりやすいですね。
特に野々村議員は負い目が目立ち、笑いを誘う。
議員は、無意識にしろ負のストロークをしているように感じ、
「どんなこと(誰が見ても面白いと感じてしまう行為)をしても、向き合ってくれ!」と言っているようでした。
でも、障害と関係のないそこそこ健康な人には、ネタにされ、自分はより傷つく、という結果がある程度見えていたようにも思えます。

何を持って普通というのかわかりませんが、いわゆる演技性50%の多数の人には、
この不自然な行動がなぜ起きるのか、相手はどうして弱みや醜態を見せざるを得なかったのだろうかとか考えなかったのかな、
お笑い番組や仲のいい人ではないのに、どうしてそこまでネタにするのかなあと気になってしまいます。
面白い物は面白い、この感情は否定してはいけませんが、
そういう悦びの感情が人を傷つけたり殺す可能性だってある。
立場が違うと、そこまで見える物が違ってしまうということに驚きと疑問が湧きます。
そこまでの覚悟があるか、負い目を感じているか、相手に過ちを気付かせる為なら傷や恥をかかせてでもやるという覚悟があるなら、まだわかります。



私だってこの障害をわかっていないし、自分の甘い甘いフィルターを通して物事を見ていますが、
罪と向き合せようという人がいなくて、逃げ場すら与えない、そういう報道やSNS、動画サイトの流れ、そして私の身近な人たちの流れに
とてもじゃないけれどついて行けませんでした。
最後は愚痴も混ざってしまいましたが、このまま投稿させてもらいます。



tomoさんに向けた積極的な関心、参考になりました。私もやってみます。
Posted by shizuoka at 2014年09月01日 11:36
>ranさん
>>ふと「パーソナリティ障害を右斜め後ろに連れて、生きてみてもいいか…」という言葉が頭の中に浮かびました。
>>投げ出せなくなっちゃったのわかっちゃったし、苦しさや恥ずかしさも抹消できないとわかってしまったので、時々「苦しいぃよぉ、恥ずかしいぃぃ」と泣きつつも、生きてみてもいいかと。
>>今の自分を、少しは信じてみてもいいかなって…。
>>カウンセラーを信じる事ができたんだから。
このあたりの文章がとてもいいなと思いました。気持ちに相当近い表現ができているのではないかと思います。・・・いや、その後の文章もかなりいいと思います。ただ、パワーは送りません。他の方も送ってくれと言い出しかねないので(笑)
これからも、このサイトでよければパワーを吸収していってください。
コメントありがとうございました。

>tomoさん
気持ちのいい受け取り方をしてくださりありがとうございます。
私も、例外ではないですよ。自分について気が付くことはなかなか難しいです。ここに書かれているコメントから気づかされることも多いので、コメントしてもらえることは大変ありがたいです。

>shizuokaさん
率直な感想をありがとうございます。ニュースを見ると、いろんな感情や考えが湧きますよね。そういうものにはちゃんと出口を用意させないと、自分の中で煮詰まって、変な塊になってしまって社会生活が苦しくなるので、こうして思うがままに書いて出してしまうことは時には大事なことです。
人間には善意もあれば悪意もある。なかなかそれは頭ではわかっていても、気持ちでは受け入れられない、まして悪意が自分に降りかかればたちまち振り回されてしまう。ほんの少し、もう少しだけ、shizuokaさん自身が周囲の悪意に翻弄されないようになれるといいのかもしれませんね。むしろ、shizuokaさん自身の中に、悪意を持っていられるようになるのが必要なのかも。
コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年09月26日 13:10
お返事有り難うございます。
おっしゃる通り、変な塊になっています。
周りにこういう事言っても、そう思わない方が断然多いから溜まる一方でした。
話を聞いて頂き、有り難うございます。

>ほんの少し、もう少しだけ、shizuokaさん自身が周囲の悪意に翻弄されないようになれるといいのかもしれません
そうですね。
こういう事で心がムカムカするのは気が重いです。
ただ、私はこういう話題は避けていたのですが、心のどこかで「潔癖じゃないか?」という囁きもあります。
どこか自分を守っている負い目があるのかな?
内心は不自然だと感じているから、こういう問題に引っ張られがちかもしれないです。

>むしろ、shizuokaさん自身の中に、悪意を持っていられるようになるのが必要なのかも。
このご意見がよくわからなかったのですが、
小保方さんの件の見る限り、自分の中にそういうものを認めたり持っていたりする方が、
却って自分や他人の悪いところを認められるし、右往左往しなくなるということでしょうか。
生き物としてそれが正常ならば、正義の味方の「悪を絶対に認めない!」ってずいぶん無理難題にも感じます。
「悪意を持っていられる必要」、ニーチェが言いそうな刺激ある言葉なので、ちょっとびっくりしました(笑)
Posted by shizuoka at 2014年09月27日 14:35
理解されている通りです^^
今のところ、人間は悪意を持つこともあるのが正常だと考えておいていいと思います。その悪意が少しも認められないと正常な振る舞いができなくなります。例えば反省できなくなるのです。
インフルエンザの予防接種みたいなものだと思ってください。あれは先に少量のインフルエンザウイルスを体にいれて免疫を作っておくことで、その後インフルエンザに罹患した場合に軽症で済むようにしておくようなものです。
それと同じように、先に自分自身の中に少量の悪意を自覚しておけば、外からくる悪意への耐性がつくという感じです。「自分もそういうところあるしなぁ」って思えると、いろんなことが許せるようになるわけです。
自分の中の嫉妬心やずるさ、他人を見下してしまうような気持ち、嫌いな人の不幸を望んでしまう、そんな悪意を邪険にせず、ちょっとは持っていてもいいかくらいに思えるようになるといいなと思います(笑)
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年09月30日 10:56
お返事有り難うございます。
こういう会話が出来る人が現実には見つからないので、とても嬉しいです。

複雑な心境です。
今は、悪意を持つ事が正常とは言え、やっぱり笑えないし、笑いたくないです。
あれを認めたら、人の"弱み"を食い物にする自由を許してしまいそうです。
私にも人を嫉妬したくなる気持ちや、相手のドジをとことん笑いたくなる気持ちはありますけど、
実際に笑ったり「あんなのみたらネタにしたくもなるわ」って言ったりする事と分けて考えたいです。

自分を振り返ってみましたが、
自分も子どもの頃は人に合わせがちで寂しいときがあったし、
学生の頃から、いろんな人の愛着や進路、第三者から見ても引くような癖や衝動の相談とかをよく受けていて、
突き詰めるとほとんどの人が幼少からの積み重ねに当たってしまう、という事が多く、
それらと重ねて感じてしまいます。

今は、自分にもそういうところがある事と、
悪意が湧くのは生き物として普通な事と、
私は”弱み“があることを大切にしたい気持ちがある事を認めるところまでです。
「そういうものなのだ」という気持ちで、俯瞰したいです。
それでも実際に笑ってしまったり、感じ方が変わってきたら、それは受け止めたいです。



吐き出しついでに相談になってしまいましたが、考えるいい機会になりました。
有り難うございました。
Posted by shizuoka at 2014年10月07日 15:25
心理的にやや潔癖であり、やや完璧主義のような面がありそうですね。だから良いとか悪いとかではなく、そうであれば、世の中おかしいと感じることも多く、嫌だなー、辛いなーと思うことも多かっただろうと推察します。今までの自分にお疲れ様って言ってあげましょう。
短いコメントのやりとりでしたが、気持ちのいい受け止め方をしてくださり、少し自分の考えを変えてみようというのも見られるので、きっとこの先いい変化が待っているのではないかと思います^^
こちらこそありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年10月15日 10:31
お返事ありがとうございます。
しばし葛藤中でしたので、なかなか文章がかけず終いで失礼しました。

所長さんからのお返事を読み、
そうか…、このサイトに来て色々考えた時点で、すでにパワーは吸収していたんだな…と思いました。
何度もたくさんの人の言葉と文章を読むことで、私のエネルギーになっていたから、私も言葉を発することができたのかな…って。

いきなり「裏メニュー」頼じゃってスミマセン(汗)。
おかわり自由ってこと忘れてました(笑)。
今、自分は苦しいんだと思います。
だからおかわりだけじゃ足りないのだと…。

次の記事にある「自己愛憤怒」も、私にとって「ど真ん中」です。
見たくない認めたくない自分の一面と、また向き合うのか…、とかなり萎えていますが、しょうがないので行ってきます。
ありがとうございました。
Posted by ran at 2014年10月16日 23:23
自分の中の認めたくない、見たくない部分に向き合うことは辛く大変ですよね。
でも、それでこそカウンセリングではないかとも思います。
一般的にはカウンセリングに行けば楽になるというイメージが強いですが、楽になるのは辛いことに取り組んだ後なのだと思います。
ただ、萎える日もあっていいと思います。そんな時の自分も認めてあげてください。
粘り強く続けられるといいですね。
コメントありがとうございました。
Posted by モンキークリニック所長 at 2014年11月12日 10:02
演技性というか、役者ですよねw
Posted by 通りすがり at 2015年02月12日 04:13
役者だとすれば、緻密に役作りをするタイプではなく、憑依型の役者でしょうかね。
Posted by モンキークリニック所長 at 2015年03月20日 16:58
障害診断まではいかないにしろ、支援者側が演技性と自己愛性要素を持っているという場合どうすればいいんでしょうね。援助職の中にも当然いらっしゃるんだろうと思うのですが、個人的には非常に仕事しづらいです。
Posted by miko at 2015年05月07日 14:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]
※所長とカウンセリングをしているクライエントが書き込んでしまうためコメントの受付を停止しています。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/401358126

この記事へのトラックバック
サイトの説明
モンキークリニックはインターネット上にしか存在しない架空の名称です
MONKEY(モンキー):[名]小型の尾のある猿 [動]ふざける
CLINIC(クリニック) :[名]臨床講義/臨床教室/診療所
このページではパーソナリティ障害,人格障害,治療,カウンセリング,臨床心理,心理士,心理療法,精神疾患,発達障害,統合失調症,気分障害,うつ病,双極性障害,躁うつ病,気分変調性障害,ディスチミア,心的外傷後ストレス障害,PTSD,急性ストレス障害,適応障害,解離性障害,不安障害,パニック障害,強迫性障害,恐怖症,摂食障害,拒食症,過食症,依存症,身体表現性障害,性同一性障害,失調型パーソナリティ障害,スキゾイドパーソナリティ障害,妄想性パーソナリティ障害,境界性パーソナリティ障害,自己愛性パーソナリティ障害,演技性パーソナリティ障害,ボーダーライン,BPD,反社会性パーソナリティ障害,回避性パーソナリティ障害,依存性パーソナリティ障害,強迫性パーソナリティ障害,注意欠如多動性障害,ADHD,学習障害,LD,自閉性障害,自閉症,アスペルガー障害,家庭内暴力,ドメスティックバイオレンス,DV,モラルハラスメント,セクハラ,パワハラ,いじめ,ひきこもり,アダルトチルドレン,ミスターチルドレン,リストカット,オーバードーズ,ODといった概念について猿なりに解説しています。
臨床心理士各位
内容に多少の脚色や都合のよい解釈、偏った意見などが見られると思いますが、まずはどんな方にも興味を持って読んでもらえないと意味がないと考えてのことです。大目に見てくださいますよう宜しくお願い申し上げます。 カウンセリング普及プロジェクト
カウンセリングはかっこわるくない!

キーワード

パーソナリティ障害

カウンセリング

臨床心理士
ひきこもり
モンキークリニックロゴ