解離性同一性障害

n1.png「なんかぁ、頭ぁ痛いぃ」

c1.png「頭痛いの、どの辺?」

n1.png「何ぃ?なんかぁ、聞こえないよぉ、怖い〜」

c1.png「どんな風に頭が痛いのって聞いたの」

n3.png「・・・・・・・・・・・・うぅ」

c1.png「なや美ちゃん?」

n3.png「ここどこぉ。いた美ちゃん怖いよ、ママぁ」


ぶるどくたーによるミニ講座
b1.png「交代人格には名前があることも多いな」

二重人格、多重人格というのは昔から人々の興味をひきつけるもので、小説や映画、特にホラー、サスペンス、ミステリーといったジャンルでは重宝されてて例を挙げるのには事欠かないもんだ。けどな、実際は全然違うんだよ。無目的に凶暴な人格が出現するんではない。むしろ、トラウマを持った人格が主人格から切り離されることが最初のはずだから、実際には深い悲しみを持っていたり、臆病だったり、とても傷ついている人格が現れることのほうが多いわけだ。その上で、その人格自体が激しい怒りを持つか、それともさらに怒りを担う人格が現れるかといった感じなんじゃなかろうか。その他、幼い子どもの人格や、異性人格、冷静で客観的な人格なんかが代表的かな。
しかしな、解離性同一性障害は医原性(医療行為に原因がある)の問題も追及されているんであまり適当なことは言えないな。上記のように、複数の人格を認めた上で治療をしてしまうから、それぞれの人格がより固定化されるんじゃないかと言う意見がある。だから、「それでもあなたは一人だよね」という姿勢で向き合う方がいいんじゃないかって意見もあるわけだ。
なんとも言い難いが、これぞ『精神』という未開の領域に携わる難しさという感じはするよな。

解離性障害

n1.png「・・・」

c1.png「こんにちは」

n1.png「・・・・・・んあ」

c1.png「・・・なや美ちゃん?」

n1.png「・・・ん〜?」

c1.png「どうしたの?」

n1.png「ん〜、なぁにぃ?ぼんやりするぅ。なんかぁ、全部が遠いぃ」


ぶるどくたーによるミニ講座
b1.png「世界を遠くに感じたり(現実感の喪失)、自分を薄く感じたりする(離人感)人は結構いるぞ」

解離症状には3段階あってな、1段階目は圧倒的な恐怖によって知覚が断片化される段階、2段階目は痛みや苦痛の感覚が消失する段階、3段階目は痛みや苦痛を担うトラウマを持った別人格が出現する段階だ。このうち第3段階ばかりが目立って取り上げられるが、実際のところ思春期には離人感や現実感の喪失を味わう人は結構多くてな、2段階目まではそれほど特別な症状ではないんだ。1段階目はどんなに健康な人にでも起こるぞ。例えば、ナニモノかに襲われたとして必死になって逃げる時、人は痛みを感じない。痛い痛いと言ってたら逃げられないからな。生きることを最優先にするために、知覚を麻痺させて逃げるという行動をとれるように人間ってのはできているわけだ。ってことは、解離ってのは生きるために人間に備わっているシステムということになるわな。解離性障害と診断された諸君、君達は生きたがっている。生き延びるための解離なのだとワシは理解しているぞ。
サイトの説明
モンキークリニックはインターネット上にしか存在しない架空の名称です
MONKEY(モンキー):[名]小型の尾のある猿 [動]ふざける
CLINIC(クリニック) :[名]臨床講義/臨床教室/診療所
このページではパーソナリティ障害,人格障害,治療,カウンセリング,臨床心理,心理士,心理療法,精神疾患,発達障害,統合失調症,気分障害,うつ病,双極性障害,躁うつ病,気分変調性障害,ディスチミア,心的外傷後ストレス障害,PTSD,急性ストレス障害,適応障害,解離性障害,不安障害,パニック障害,強迫性障害,恐怖症,摂食障害,拒食症,過食症,依存症,身体表現性障害,性同一性障害,失調型パーソナリティ障害,スキゾイドパーソナリティ障害,妄想性パーソナリティ障害,境界性パーソナリティ障害,自己愛性パーソナリティ障害,演技性パーソナリティ障害,ボーダーライン,BPD,反社会性パーソナリティ障害,回避性パーソナリティ障害,依存性パーソナリティ障害,強迫性パーソナリティ障害,注意欠如多動性障害,ADHD,学習障害,LD,自閉性障害,自閉症,アスペルガー障害,家庭内暴力,ドメスティックバイオレンス,DV,モラルハラスメント,セクハラ,パワハラ,いじめ,ひきこもり,アダルトチルドレン,ミスターチルドレン,リストカット,オーバードーズ,ODといった概念について猿なりに解説しています。
臨床心理士各位
内容に多少の脚色や都合のよい解釈、偏った意見などが見られると思いますが、まずはどんな方にも興味を持って読んでもらえないと意味がないと考えてのことです。大目に見てくださいますよう宜しくお願い申し上げます。 カウンセリング普及プロジェクト
カウンセリングはかっこわるくない!

キーワード

パーソナリティ障害

カウンセリング

臨床心理士
ひきこもり
モンキークリニックロゴ